やはり応募数は10%の伸びか[中学受験]
いよいよ首都圏の中学入試が始まった。1月入試として先行している埼玉、千葉、茨城の情勢を見ていると、前年比10%、受験生が増加している。つまり、1都3県の公立小学校6年生の人口が4.5%増であることを考えれば、受験生は少なくともそれを上回る伸び、受験率も昨年の最高値をさらに更新しそうである。
もっともご存じのとおり、中学受験は都心ほど厳しい傾向にある。ことに、東京に関していえば、もはや私立、国立中学校への進学率(受験率ではない)でさえ、昨年の実績は25%にもなっており、4人に1人が進学していることになる。まして、これを中学受験率で見ると、3人に1人という数字を疑うわけにいかないのが今の現状だ。
それでは、首都東京の3人に1人が中学受験という意味を考えてみたい。今は2人に1人が大学に進学するのだから、過半の大学進学予定者は中学受験をするといってよいことになるのではないだろうか。
戦後長らく続いてきた6・3・3制という学制は、依然として形式的には主流を占めているが、大学進学までの選抜試験という視点で考えると、6・6制が過半数を占めるという事態に東京ではなっているのである。
つまり東京では、人材選抜のメインストリームが、質量ともに中学受験からの選抜、すなわち6・6制に移行していることになる。
さて、では実際にはどのような学校の入試状況が厳しくなっているのだろうか。1月入試での応募の増減状況を見てみると、難度では特に特徴はなく、埼玉、千葉での公立中高一貫校新設による影響も、全くといっていいほどに見られない。ただ、埼玉、千葉ともに、応募者が減少している学校も見受けられ、厳しくなる一方の入試状況ともいえない。
ただそうはいっても、1月入試全体の受験者数は増加していて、その分不合格者も多くなっている。何しろ、埼玉も千葉も、私立中学校入学者は、基本的には、定員をオーバーしていて、合格者を例年以上に取ることも難しい。そういう意味では、史上最高の積み残し(不合格者)を抱えて、2月以降の入試に流れ込んだ今年の中学入試状況にあって、例年以上に心理的にかなり参っている受験生が多いことになる。
直前の状況では、男子が上位校以上で受験生が大幅に増え、女子は中堅上位校で満遍なく増加している。いわば、難しくて受かりにくいところほど、倍率が高いわけで、精神面で親がしっかりフォローしてあげなければならない状況ともいえる。
もっともご存じのとおり、中学受験は都心ほど厳しい傾向にある。ことに、東京に関していえば、もはや私立、国立中学校への進学率(受験率ではない)でさえ、昨年の実績は25%にもなっており、4人に1人が進学していることになる。まして、これを中学受験率で見ると、3人に1人という数字を疑うわけにいかないのが今の現状だ。
それでは、首都東京の3人に1人が中学受験という意味を考えてみたい。今は2人に1人が大学に進学するのだから、過半の大学進学予定者は中学受験をするといってよいことになるのではないだろうか。
戦後長らく続いてきた6・3・3制という学制は、依然として形式的には主流を占めているが、大学進学までの選抜試験という視点で考えると、6・6制が過半数を占めるという事態に東京ではなっているのである。
つまり東京では、人材選抜のメインストリームが、質量ともに中学受験からの選抜、すなわち6・6制に移行していることになる。
さて、では実際にはどのような学校の入試状況が厳しくなっているのだろうか。1月入試での応募の増減状況を見てみると、難度では特に特徴はなく、埼玉、千葉での公立中高一貫校新設による影響も、全くといっていいほどに見られない。ただ、埼玉、千葉ともに、応募者が減少している学校も見受けられ、厳しくなる一方の入試状況ともいえない。
ただそうはいっても、1月入試全体の受験者数は増加していて、その分不合格者も多くなっている。何しろ、埼玉も千葉も、私立中学校入学者は、基本的には、定員をオーバーしていて、合格者を例年以上に取ることも難しい。そういう意味では、史上最高の積み残し(不合格者)を抱えて、2月以降の入試に流れ込んだ今年の中学入試状況にあって、例年以上に心理的にかなり参っている受験生が多いことになる。
直前の状況では、男子が上位校以上で受験生が大幅に増え、女子は中堅上位校で満遍なく増加している。いわば、難しくて受かりにくいところほど、倍率が高いわけで、精神面で親がしっかりフォローしてあげなければならない状況ともいえる。