社会科で差がつく グラフの読み取り問題の対策は?

中学入試・高校入試の社会ではグラフの読み取り問題がよく出題されます。
今回は差が付きやすいグラフの問題について、具体的な解き方の手順とコツをご紹介します。

この記事のポイント

幅広い教科で出題されるグラフの読み取り問題

社会の入試問題ではさまざまな資料が扱われますが、特にグラフの問題は中学入試から大学入試まで幅広く出題されています。そしてグラフの問題は、高校入試の国語の問題(大阪府など)や大学入学共通テストの英語など、社会以外の教科・科目でも出題されています。

またグラフの問題は、割合を示す円グラフや帯グラフ、時系列での変化を示す折れ線グラフ、さらには棒グラフと折れ線グラフを組み合わせた気温と降水量のグラフ(雨温図)など、さまざまなグラフが扱われるため、「どこをどう読み取ればよいか?」で迷い、差が付く問題になりがちです。

そこでグラフの問題に取り組む際の具体的な手順とコツをご紹介します。

まずはグラフのタイトルと軸を確認する

グラフの問題では、いきなりグラフを読み解こうとするのではなく、まずはグラフのタイトルと軸を確認します。そしてグラフのタイトルやタイトルに含まれる単語から、教科書での学習事項を思い浮かべることです。

たとえばグラフのタイトルが「東京都の30年間での最高気温の変化」であったとします。タイトルに含まれる「最高気温」といえば、地理で学習する「1日のなかでの最高気温」「1年のなかでの最高気温」などが思い浮かぶでしょう。さらにタイトルにある「30年間」という単語から、「地球温暖化」が思い浮かぶかもしれません。

このように思い浮かんだことは、そのままグラフを読み解く際の視点・観点になるので、多ければ多いほどグラフをいろいろな角度から読み解けることになります。

  • まずはグラフのタイトルと軸を確認する
  • グラフのタイトルから教科書での学習事項を思い浮かべる

【鳥の目】と【虫の目】で読み解き、言葉で表す

グラフのタイトルから思い浮かんだことをふまえて、グラフを【鳥の目】と【虫の目】という二つの見方で読み解きます。
【鳥の目】は全体を大まかに捉えようとする見方、【虫の目】は部分に注目する見方です。

「木を見て森を見ず」という格言がありますが、グラフの問題では数値の細かな変動からいきなり読み解こうとせずに、鳥が上空から森の木々を眺めるように全体を見て、それから虫のように木(の枝や葉)を見る姿勢が大事です。

たとえば細かな変動が気になりがちな折れ線グラフでは、少し離れて【鳥の目】になって次のようにチェックします。

  • 急上昇・急下降しているところはないか?
  • 折れ線が交差(逆転)しているところはないか?

そして「急上昇している」などの特徴的な部分がわかれば、【虫の目】になって次のようにチェックします。

  • 特徴的な部分の縦軸と横軸の値は?
  • 補助線を引いて、わかることがないか?

さらに【虫の目】でわかったことを、タイトルから思い浮かべた内容と比較しながら簡単な言葉で表現します。
たとえば読み取った内容をグラフに直接メモすることで、解答の際の手がかりともなります。

全体をおおまかに捉える【鳥の目】と、部分に注目する【虫の目】を意識

  • 【鳥の目】で急上昇や交差(逆転)など、特徴的な部分を探す
  • 【虫の目】で軸の値などからわかることを、簡単な言葉で表現する

まとめ & 実践 TIPS

グラフの読み取り問題は中学入試から大学入試まで、社会に限らず幅広い教科・科目で出題されます。全体を大まかに捉えようとする【鳥の目】と、部分に注目する【虫の目】を使い分けながら、的確に読み取れるように練習を重ねましょう。

株式会社プランディット 社会課 十河(そごう)
編集プロダクションの株式会社プランディットで、進研ゼミを中心に、小学校から高校向けの社会(地歴公民)の教材編集を担当。

プロフィール

株式会社プランディット

1988年創業のベネッセ・グループの編集プロダクションで,教材編集と著作権権利処理の代行を行う。特に教材編集では,幼児向け教材から大学入試教材までの幅広い年齢を対象とした教材・アセスメントの企画・編集を行う。

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