小学校受験はどんなことをするの? 塾や教室はいつから通えばいい?

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最近ではサラリーマン家庭でも増加している「小学校受験」。
自分の子どもにも小学校受験をさせてみたいものの、実際にどんなことをするのか、どんな準備をすればよいのか、よくわからないという方もいるかもしれません。
そこで、「小学校受験」は実際にどんなことが行われるのか、塾や教室にはいつから通えばよいのかなどについてご紹介します。

この記事のポイント

小学校受験の内容とは?

小学校受験では、主に「ペーパー試験」、「行動観察」、「運動」、「制作課題」、「面接」などが行われます。
ペーパーテストというと、文字や数字を書かせる問題を想像しがちですが、小学校受験では文字や数字は書きません。
ただし、小学校受験対策をしていないと分からないような問題も多いので、ペーパー試験対策は必要です。

制作課題や運動どちらにも共通して言える事は「しっかり話を聞くこと」や「しっかり目で見ること」です。
その上で指示通り動けているか、道具が使えているか、丁寧に進められているかなどをチェックされます。

「行動観察」は、他の子どもたちとの集団のなかで、協調性や個性をチェックされます。

「面接」は、ほとんどの私立小学校で「両親面接」が行われています。
小学校の方向性を理解し、信頼してもらえる家庭かをチェックし、普段から親が子どもにどう接しているか、どう教育してきたのかなども見られます。

塾や教室は? 小学校受験の準備はいつからすればいい?

「小学校受験は難しいから早めに始めた方がいいの?」と考える保護者もいると思いますが、実際にはいつから小学校受験の準備を始めるとよいのでしょうか。

小学校受験の内容は、普段のお子さんの様子を見ることから、受験対策をしなければ出会わないような問題も出てきます。
家族で「小学校受験に挑戦してみよう!」と考えたタイミングから準備を始めるとよいですが、少なくても準備期間に1年ほど余裕があると良いでしょう。
そのため、遅くても年中の秋までに始めるのがベストです。

ただし、難関校の場合は2年〜3年ほど準備期間が必要な場合があり、早めに準備を始めることで大人も子どもも余裕をもって対策ができるという場合もあります。

また、「塾や教室に通うかどうか」というところも迷いどころですが、家庭の教育方針に合わせて決めても問題はありません。

しかし、小学校受験対策の塾や教室は、小学校受験に関するノウハウを持っているため、効率的に学習ができるというメリットもあります。
その辺りの点も考慮しながら決めるとよいでしょう。

小学校受験の準備を行う上で気を付けたいこと

小学校受験は、「決められたルールに沿って行動ができるか」などを見る場です。
そのため、子ども自身の自主性を大切にしながらも、自ら考え、力を付けていけるかが重要です。

大人が良かれと思って口や手を出すことで子どもの自主性が伸びる機会を奪ってしまうことがあります。
また、大人が焦ってしまうことで、「子どもが自ら考える力」を伸ばすチャンスを奪ってしまう可能性もあるでしょう。

小学校受験を通して大人と子どもがお互いに成長できる機会にしていきたいですね。

まとめ & 実践 TIPS

小学校受験は家族で挑戦するものです。
家族でしっかり話し合った上で「挑戦しよう」と決めた場合は、子どもも大人も成長できるようお互いに考えながら受験対策を行う必要があります。
大人だけが焦って先走ってしまわないよう、家族で足並みを揃えてがんばりましょう。


出典:私立・国立小学校の試験とは?どんな準備が必要?【小学校受験】(ベネッセ教育情報サイト)
URL https://benesse.jp/kyouiku/201904/20190417-1.html

出典:小学校受験ってどんなもの?近年の受験動向(ベネッセ教育情報サイト)
URL https://benesse.jp/kyouiku/201904/20190415-1.html

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