どこまでやる?小学校低学年の勉強フォロー 試してみたい子どものタイプ別サポート方法もご紹介
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家庭での勉強フォローは、どこまでしたらよいの? フォローしすぎてもいけないし、かといって何もしないのも心配・・・とお悩みのかたも多いのではないでしょうか。家庭学習でここだけはおさえておきたい、というフォローのポイントについてお伝えしたいと思います。
(赤ペン先生 河原)
「宿題のまるつけ」を利用して学習をフォロー
低学年の間は、ほぼ日課となっている宿題のまるつけ。その日の分をすべて完了させるまでに、毎日けっこうな時間と労力を費やされていることと思います。まるつけや音読のチェックに追われ、それ以外のフォローをする余裕がないというかたがほとんどではないでしょうか。
かなり面倒で手間のかかるまるつけですが、お子さまの学習状況を日々把握できるという点に大きなメリットがあります。というのも、高学年になって宿題の「自分でまるつけ」が始まると、学習の進み具合はたちまち霧の中へ。
「今どうなってるの?」と思っても、把握できる機会は限られてしまいます。そう考えると「宿題のまるつけをする」こと自体が、すでに立派な学習フォローの一つと言えることにお気づきではないでしょうか。
宿題のまるつけを、お子さまにとってさらに効果的なサポートとするには、単に〇や×をつけるだけで終わりにしないことがポイントです。最小限にして最大の家庭学習フォロー。それはまちがえた問題の「解き直しを確認すること」にあると思います。
「解き直し」の過程を一緒にたどってあげましょう
宿題にはその日習ったことの復習という目的があります。まちがえたところをその都度解き直しておくことで、授業の内容を正しく定着させ、つまずきを防ぐことができるでしょう。
単純な計算ミスや、漢字のまちがいなどの場合には、お子さまに解き直しを任せ、答え合わせをするだけでもよいと思います。
習った知識の確認が必要な問題や文章題、応用問題などは、時間にも気持ちにも余裕があるときには、解き直す過程を「一緒にたどってあげる」ことをおすすめします。「教える」というよりは仲間として一緒に考えてみる、という感覚です。そうやって、お子さま自身に「考えることを促す」のがフォローのコツであると思います。
お子さまのタイプ別 解き直しフォロー
フォローの仕方はお子さまの性格やタイプに合わせて工夫するとよいでしょう。
1.何でも一人でできる、やりたがるタイプ
自分で解き直しを進めてもらい、後から「どう考えたか」を説明してもらうのがよいと思います。苦戦しているようなときには、教科書の該当ページを一緒に読んでヒントを出すなど、「自分で解けた!」と思いたい気持ちを尊重しながらフォローしましょう。
2.「わかんないよー」とすぐギブアップしてしまうタイプ
一人で考えを進めることがニガテ、あるいは一人だとすぐ投げ出してしまうタイプは、初めから一緒に解き直しをしてあげるとよいでしょう。「どう思う?」「次はどうする?」とお子さまに問いかけ、考える姿勢が見られたら、たくさんほめてあげましょう。
3.勉強がキライなタイプ
「勉強」に拒否反応を起こしてしまうタイプにこそ、「考える」ことの楽しさを味わってもらいましょう。たとえ方向違いであっても自分で考えていればほめ、何らかの「気付き」に到達できたらよしとしましょう。小さな喜びを重ねることで、勉強するのも悪くないと思ってもらえるかもしれません。
まとめ & 実践 TIPS
「解き直し」をフォローするうえで最も大切なポイントは、「まちがってもやり直せる」ことをお子さまに知ってもらうことです。
安心して「まちがえる」ことができるようになれば、失敗を恐れることなく、伸び伸びと色々な問題にチャレンジし、自分の可能性をどんどん広げていくことができるでしょう。
ですからどうぞ、お子さまがまちがえた問題を親子で「楽しみながら」解き直ししてみてください。お子さまにとっては、きっと最高の学習フォローになるかと思います。
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