「ひらがな」の練習をしながら語彙力もアップ! 作って遊ぼう「しりとりカードゲーム」【おうちで知育工作】

  • 自由研究

入学準備として、親子で「ひらがな」や、お子さまの語彙を増やすための学習に取り組まれているご家庭もあると思います。
今回は、日々の暮らしや遊びの中で思ったこと・感じたことを工作などで表現している工作アーティストの吉田麻理子さんに、遊んでいるうちに、自然とひらがなが読める・書けるようになるカードゲームの作り方を紹介していただきます。

この記事のポイント

文字の練習に乗り気でない我が子のために考えた、遊びながら学べるゲーム

我が家の娘も4月から小学1年生。

1年生になるまでに、ひらがなの読み書きができるようになっているといいな、と思っていましたが、一人で絵本を音読しているところを聞いてみたり、お友達に手紙を書いているところを見ていると…おや、「ぬ」や「を」など、ちょっと怪しいところもあるぞ…!

「苦手な文字を練習してみない?」と誘っても、なかなか乗ってきてくれない彼女。
そこで、しりとりで遊びながら、ひらがなの読み書きが学べる、カードゲームを考えてみました!

用意するもの

・材料
画用紙
不要な紙(点数を記入するためのもの)

・使うもの
定規
はさみ
えんぴつ・クレヨンなどの筆記用具

作り方

1. 長方形のカードを60枚ほど作ります。今回は、8×3cmの大きさにしています。ひらがなが書ける大きさであれば、フリーハンドでザクザク切っても大丈夫ですよ。

2. 「1」のうち44枚を使い、「あ」から「わ」からはじまる言葉でそれぞれ「ひらがなカード」を作ります。まずは「あ」。「あり」にしてみました。

3. 続いて「い」〜「お」も考えてみました。今回はクレヨンで段ごとに色分けしてみましたが、段等に関係なく、好きな色を使ってもよいでしょう。お子さまに書かせる場合は、間違えたら書き直せるように、えんぴつを使うのもオススメです。

4. このやり方で「わ」までカードを作りましょう。(「を」「ん」からはじまる言葉は作れないので割愛しています)

5. 余った白紙のカードは「追加カード」としてゲーム中に使います。さぁ、これで準備ができました!

遊び方

1. ゲームを始めましょう!このゲームは1人でも、複数人でも遊ぶことができます。まず、最初のプレイヤーが好きな「ひらがなカード」を一枚選び、場に出します。最初のカードは「あり」です!

2. 次のプレイヤーは、しりとりが繋がるように、次のカードを出します。次のカードは「りんご」です!前のカードの隣に置けば、並べ方は自由。このように渦巻きに並べるのも楽しいですし、一列に長く並べていくのも良いですね。

3. どんどん並べながら続けていきましょう。「こま」「まつり」。次に置きたい「り」のカードは、さっき「りんご」を出してしまったので、無いですね。

4. そんな時は、白紙の「追加カード」の出番です。「り」ではじまる好きな言葉を書いて、しりとりを続けましょう。今回「追加カード」に書かれた言葉は「りす」。「追加カード」は、このように出したい文字のカードが、既に出されてしまった時だけ使うことができます。

5. これでしりとりが繋がりました!

6. ゲームを進行しながら、点数もつけましょう。今回は以下のような点数にしてみました。
既にある「しりとりカード」を場に出した場合:1ポイント
「追加カード」に文字を書き場に出した場合:2ポイント

ここでは例として漢字の「正」で数えるやりかたを挙げましたが、かずの勉強も合わせてしたいときや、小学生のきょうだいがいるご家庭では、足し算やかけ算で点数を記録していってもよいですね。

7. プレイヤーのうち誰かが、20ポイント獲得したらゲーム終了!一番最初に20ポイント獲得した人の勝ちです!

8. どんどん繋げて、しりとりを楽しみましょう!

まとめ & 実践 TIPS

最初に作るときは、たくさんの言葉を考えて書くことになるため、少し大変なのですが、2回目以降は、作成済のカードを使えば、「追加カード」用の白いカードを用意する程度ですぐ遊び始めることができます。
前回遊んだときに文字を記入した「追加カード」も取っておいて、2回目以降のゲームでは、同じ音のカードを重ねて、そこから選べるようにするととよいでしょう。
カタカナの学習をしたいときは、全ての文字をカタカナで書く「カタカナしりとりゲーム」を作ってみるのもオススメです。
ぜひお子さまと一緒に、楽しみながらたくさんの言葉に触れていってください。

出典: ひらがなを覚えはじめたお子さまにオススメ!透明ひらがなカードゲーム【おうちで知育工作】
https://benesse.jp/kyouiku/202005/20200527-1.html

【入学準備】どうする?年長さんの文字の学習。ひらがなやカタカナを正しく美しく書けるようにするコツ
https://benesse.jp/kyouiku/201610/20161030-1.html

遊びながら自然と言葉のお勉強......しりとり遊びにチャレンジしてみよう
https://benesse.jp/kosodate/202010/20201008-4.html

プロフィール


工作アーティスト 吉田麻理子

1985年横浜生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。鎌倉の里山に暮らす。(株)リクルートライフスタイル在籍時の2012 年より工作家として活動を開始。2015年、同社を退職しフリーランスに。日々の暮らしや遊びの中で思ったこと・感じたことを、写真・文章・工作などで表現している。保育士向け情報サイト「ほいくる」・小学館「小学一年生」等で連載を持つ。2児の母。
https://kousakumariko.wixsite.com/home/gallery

お子さまに関するお悩みを持つ
保護者のかたへ

  • がんばっているのに成績が伸びない
  • 反抗期の子どもの接し方に悩んでいる
  • 自発的に勉強をやってくれない

このようなお悩みを持つ保護者のかたは多いのではないでしょうか?

\そんな保護者のかたにおすすめなのが/
まなびの手帳ロゴ ベネッセ教育情報サイト公式アプリ 教育情報まなびの手帳

お子さまの年齢、地域、時期別に最適な教育情報を配信しています!

そのほかにも、学習タイプ診断や無料動画など、アプリ限定のサービスが満載です。

ぜひ一度チェックしてみてください。

  • 自由研究

子育て・教育Q&A