ひらがなを覚えはじめたお子さまにオススメ!透明ひらがなカードゲーム【おうちで知育工作】
自宅で過ごす時間が増え、親子で「ひらがな」の学習に取り組まれているご家庭もあると思います。
ひらがなを覚えはじめたお子さまと一緒に、ぜひ作って遊んでいただきたいのは「透明ひらがなカード」。
間違えやすいひらがなの書き順や、形を楽しみながら覚えられる知育工作です。
初めまして。工作アーティストの吉田です。我が家には小学3年生の息子と年長の娘がいます。
年長の娘はひらがなの練習の真っ最中。何もお手本を見ないでひらがなを書いていると、まだまだ鏡文字になったり、おかしな形になってしまったり……。
「ひらがなを書く練習をしようよ」と誘っても「やだ! 遊びたい!」となかなか乗ってきてくれません。
それでは、遊びながら、ひらがなの正しい形を覚えられるゲームがあったらどうかな……?と、この「透明ひらがなカードゲーム」を考えて、作ってみました。
早速、バラバラにカードを並べて「このカードで『あいうえお』が作れる!?」と声を掛けてみると……
「なにこれ! これとこれで……『あ』ができた!『い』は……!?」と、夢中で遊んでくれて、大成功!ふふふ……知らず知らずのうちに、勉強になっているとは思うまい……!
お子さんの習熟度に合わせて、書き順の順番にカードを置く・3分以内に並べてみる、など、ルールを追加して遊んでみてくださいね。今回は「あいうえお」5文字の作り方をお伝えします。
用意するもの
・材料
A4クリアファイル 1枚
・使うもの
油性ペン
はさみ
マスキングテープ2色
作り方
1. クリアファイルに油性ペンで7cm四方の線を引き、線に沿ってハサミで切り取ります。1枚のファイルから24枚のカードを作ることができます。
2. 「あ行」の5文字を合わせると全部で12画。画数分・12枚のカードを使います。
3. 上下が判別できるように、カードの上下をそれぞれ異なる色のマスキングテープでカバーします。
4. マスキングテープごと、角を丸く切り取ります。
5. 次は字を書く作業です。まず「あ」のカードから。最初の1画目を書きます。
6. 「5」のカードの上に、もう1枚カードを重ねます。
7. 重ねたカードに2画目を書きます。
8. 同様に3枚目を重ね、3画目を書きます。
9. これで「あ」のカードが完成!
10.「あ行」の他の文字も作ってみましょう。
遊び方
1. 全てのカードをバラバラに配置します。
2. ゲームスタート!「あいうえお」を完成させてみよう!まず「あ」。こうかな!?
3. 次はこれ……!あれ……?ちょっと違うみたい……。
4. こっちのカードが正解だね!「あ」のできあがり!!
5. 「いうえお」も完成させられるかな!?
遊びも取り入れながら、ひらがなの正しいかたちや書き順を楽しく覚えていこう
ひらがなを覚えはじめの幼児期のお子さまは、目立つところから書いてしまうという特徴があります。
また、この時期のお子さまは、タテ(上下)方向に目線を走らせる傾向があり、タテに注目するあまり、ヨコ(左右)方向の位置関係がおろそかになって、左右が反転した鏡文字を書いてしまうことがあります。
一度間違って覚えてしまうと、あとで直すのが大変ですので、ぜひ遊びも取り入れながら、正しい形や書き順を楽しく覚えていけるようにしたいですね。
参照:
【入学準備】どうする?年長さんの文字の学習。ひらがなやカタカナを正しく美しく書けるようにするコツ
https://benesse.jp/kyouiku/201610/20161030-1.html
ひらがなの書き方Q&A
https://benesse.jp/contents/hiragana/hiragana_kaki_qa.shtml