うちの子、睡魔に負けそう！？そんなときにすすめたい、勉強中の居眠り防止法

勉強していると眠くなり、つい居眠り。保護者のかたも身に覚えがあるのでは？お子さまから「ねむ～い！」の声があがったときには、こんな方法をすすめてみてはいかがでしょうか？「授業中」と「自宅学習時」のシーン別に、眠気対処法と、実際に眠気を撃退した先輩の体験記をご紹介します。

授業中に眠くなったときの対処法

授業に集中したくても、睡魔に勝てずウトウト……。そんなとき、周りに気づかれずに睡魔をやっつけられる方法です。

① 少しの間、息を止めてみる

眠気を感じたら、いったん息を吐いてから呼吸を止めます。できれば少し苦しくなるまで止めてみるのがコツ。呼吸を止めると脳が酸素を得ようとするため、息を吸ってすぐに脳に酸素が送り込まれます。これで眠気を覚ますことができるのです。息を止めるのが難しければ、大きく息を吸うだけでも脳に大量の酸素が流れるので、眠気対策に効果がありますよ。

② 衣服を調整して体温を下げてみる

人間は体温が上がると自然に眠くなってくるもの。普段から脱ぎ着しやすい服装を心がけ、授業中は「少し寒いかな」という程度に調整しておきましょう。

③ 眠気を覚ますツボを押してみる

体には、血行がよくなり眠気を覚ますツボがいくつかあります。そのツボをご紹介します。

合谷 （ごうこく）

手の甲にある親指と人差し指のまたの間で、骨が合流するところからやや人差し指寄りにあるツボ

百会（ひゃくえ）

目の中間と、左右の耳を結んだ交差点にあるツボ

これらのツボを、指の腹で痛くない程度に数回押してみましょう。

[体験記]先輩はこんな工夫をしていました！
授業中は、先生の話をノートに書きこむことに集中して、眠気をとばした

授業中は、先生が口頭で話したことを聞き逃さないように、ノートに書きこんでいました。メモするのに集中することで眠気を飛ばすことができました。また、集中してノートに書くことで自然と重要ポイントを覚えることができ、テスト対策にも役立ったので一石二鳥でした。

家で勉強中に眠くなったときの対処法

家では周りの目を気にせず対処できるので、少し思い切った方法も試せます。すっきりした気持ちで勉強に集中できるよう、自分に合った方法を取り入れてみましょう。

① ストレッチを行ってみる

ずっと椅子に座っているなど、長時間同じ体勢でいると眠くなってくるもの。体を動かすと脳に刺激が与えられ、眠気を覚ますことができます。たとえば、首や肩、腕を回す、立ち上がって伸びをするなどの簡単なストレッチを行ってみては？トイレに行くだけでも違ってくるので、眠くなったらまずは立ち上がるのがおすすめです。

② 教科、勉強内容を変える

同じ教科をずっと勉強していると飽きてきて、脳の働きも悪くなり、眠くなってしまうことも。数学の勉強を英語に変えたり、長文読解を単語の暗記に変えたりするだけでも、脳に刺激を与えることができます。気分も変わって勉強に集中できるうえ、眠気解消にもなる方法です。

③ 仮眠をとる

10分から20分程度寝るだけで、眠気はずいぶん改善されて、頭がスッキリします。横になると寝入ってしまう恐れもあるので、机に伏せたり、椅子にもたれるなどの体勢で、座ったまま寝るのがよいでしょう。寝すぎないように、アラームをセットしておくこともお忘れなく。

[体験記]先輩はこんな工夫をしていました！
勉強場所を変えることで、眠気対策と勉強の効率アップ！

眠気対策グッズとして、目薬やミントのお菓子などいろいろと試しましたが、すぐ慣れてしまって効果がありませんでした。そこで気分転換に勉強の場所を変えて、トイレやお風呂で勉強をしてみると、トイレでは眠くなることはなく、お風呂ではお湯の中に教科書を落とさないように意識するせいか、けっこう集中できました。そのほかにも立って勉強したり、腕立て伏せをしながら勉強したりしました。脳に血がめぐって、脳が活性化する気がしました！