小学生の個室学習 集中できる部屋作りとサポートのコツ

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お子さまの個室学習において「集中力が続かない」「どうサポートすればいいか分からない」と悩んでいませんか? 今回はお子さまの個室学習で集中できる部屋作りと、保護者のサポートのコツをお伝えします。

この記事のポイント

個室学習は3年生以上がおすすめ

個室学習は学校の勉強に慣れた小学3年生くらいからがおすすめです。中学受験などで保護者が学習状況を管理したいときに始めるのもよいでしょう。はじめから一人で学習するのは困難です。慣れるまでは無理強いをせず、保護者が付き添ってください。

机を配置するときは、窓に向けないようにしましょう。前を向いた状態で外の景色が見えると、集中力が散漫になる可能性があります。音や景色で阻害されないよう、外が見えないレースカーテンを付けるのもよいでしょう。

集中力は色も関係しているといわれています。ブルーやグレーなどの寒色系は、集中力を促す色としておすすめです。暖色系であれば、明るすぎない黄色やクリーム色が落ち着きます。ワンポイントでも構いませんので、参考として取り入れてみてください。

学習スペースは最小限にする

学習スペースは、教科書とノートが広げられるスペースがあれば十分です。奥行きのある大きな机では、学習に関係のないものも置いて散らかってしまいます。奥の物を取るときに姿勢が崩れる原因にもなるので、スペースがあるからといって物を置かないようにしてください。

これから学習机を購入する場合は、横長の机がおすすめです。散らかりにくく、物の位置を把握しやすくなります。奥行は40cm程度、机の横に教科書を収納するスペースがあればかまいません。

さらに机の上に時計を置いておくと、時間の確認がしやすくなります。小学生でも見やすい文字盤や、タイマー付きが便利です。最初は保護者が学習時間の目安を伝え、学習ごとの時間配分を少しずつ理解させます。

本棚やラックで持ち物を管理する

学年が上がるたびに教科書や教材が増えていきます。部屋の収納スペースが充実していないと、部屋が散らかって集中力が続きません。リコーダーや習字道具・絵の具セット・裁縫セットなど、どこに何があるかをお子さまも把握できるように整理しましょう。

教材の整理にはカラーボックスやラック、ワゴン収納などがおすすめです。クローゼットや押し入れに収納する場合は、箱や引き出しで1か所にまとめると使いやすくなります。プリントや文房具は透明な引き出しやラックに入れて、中身が分かるようにするとよいでしょう。

心配な場合は個室学習を取り入れる前に、個室で持ち物管理や着替えの習慣をつけてから始めてみてください。

まとめ & 実践 TIPS

個室学習でお子さまが集中するには、保護者のサポートが大切です。いきなり部屋を与えられても、お子さまはどう学習したら良いのか分かりません。「個室学習は3年生以上から」「学習スペースは最小限」「本棚やラックで持ち物を管理」の3つがサポートのポイントです。お子さまが一人で安心して学習ができるよう、快適な学習スペースを作って見守ってくださいね。

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