中学生の学習面のサポート 親はどんなことをすればいいの?
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「中学に入学したからには塾にでも入るべき?」周辺の中学生で塾通いの子どもが多ければ、そのように考える保護者のかたも多いのでは。子どもを学習面でサポートしたいと考えても、中学生の場合はなかなか難しいもの。ですが、塾を選ぶ前にご家庭でできることもあります。どんなことをすればいいのでしょうか。
塾に通うしかないと思う前にできること
小学校時代と異なり、中学校の勉強は高校受験を視野に入れた高度なものとなります。保護者のかたが教えるのは難しく、また、保護者のかたの子ども時代と教材や教え方も異なるなどのハードルもあります。また、親子で教え合いをすると感情的になってしまい、冷静に問題に取り組めないということも。だからこそ塾…なのですが、塾の前にこんな取り組みも考えてみてください。塾に頼らず勉強できているご家庭もあるのですから。
1.家庭学習のスケジュールの組み方を教えてみる
子どもは一度にまとめて勉強しよう、まとめて勉強できる、と考えようとします。気持ちはわかりますが、脳がいちどきに知識を吸収できる量はある程度決まっているものです。
しかも、中学生は部活動もあり、体力的にも大変。「小分けで勉強する」「まずは少し寝る、そのあと勉強」「朝1時間早く起きて勉強する」などの方法もあることを伝えてみましょう。また、お風呂場やトイレに英単語や漢字を貼るなど、「ながら勉強」でもできることはたくさんあります。
2.ノートの取り方を教えてみる
同じ黒板を見て同じ授業を受けていても、ノートの取り方は子どもによって大きく違います。しかし、他人のノートを見ることは案外少ないもの。参考になるようなノートの取り方の書籍などを購入し、ちょっとしたショックを与えてみるのもひとつの方法です。
3.調べ方を教えてみる
今やGoogleなどで検索するのは当たり前です。しかしやはりわかりやすいのは、教材と共に人の声で教わること。検索のときに「動画」のキーワードを足してみたり、検索結果を「動画」で絞るなど子どもに調べ方を教えてみては?
最近では、数学の問題の解き方や理科の実験などの動画も無料で見られるものが多く、それらを使えば非常に効率的です。「化学の実験があったのに学校を休んでしまった」といったときにも、実験をしっかり目で見ることができるので、記憶しやすくなります。
保護者のかたが教えられるのは勉強そのものではなく勉強のやりかた
問題集を与えても、子どもはなかなか自分からは取り組むことは少ないかもしれません。勉強以外にもたくさんの課題を抱えているからです。大人のように簡単に「優先順位は勉強が一番上」と決めることもできません。
どんどん難しくなる勉強内容に対し、保護者のかたができるのは勉強そのものを教えることではなく、勉強のやりかたです。ある意味で「塾に行く」というのも勉強のやりかたのひとつではあります。子どもの性格や特質を踏まえ、勉強方法の選択肢を増やしてあげられるといいですね。
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