4月から始めてみよう!「数」「時計」の学習
新年度は何かと新しいことに挑戦したくなる時期。まだ保育園や幼稚園だから、勉強させる必要ないかな?と思う保護者もいるかもしれません。でも、小学校入学前に学習習慣を身につけておくと入学してから安心です。時計と数の学習についてご紹介します。
なぜ入学前に勉強しておくといいの?
「数」は生活の基本ですが、小さなお子さまにとっては非常に難しく、勉強しないとなかなかわからない概念でもあります。また、小学校に入学すると始まる算数は、苦手意識を持つ生徒が多い教科。スタートからつまずいてしまうことのないよう、入学前に少しでも数への理解を深めておけるといいですね。
同様に、生きていくうえで「時計」を読めることは必須事項。学校生活の中では、自分でスケジュール管理をすることが求められるからです。
日常の会話や遊びで、実体として「数」の感覚をつかませる
ひと言で「数」と言っても、実は理解するべきことがたくさん。そのため、数の勉強は、小さなステップを積み重ねていくことが大事だとされています。
・数を1、2、3…と正しい順番で唱える
・数えるものと数字を一致させることができる
最初のうちは、お子さまと階段をのぼるときや、おはじきで遊ぶときなど、数を一緒に数えてあげましょう。幼児の場合、数字で考えるよりも、実体を伴った形で数を意識するのが向いています。
ものを数えられるようになったら、数の大小の比較や、数字の読み書きなどにステップアップしてみては?
生活リズムに合わせた声かけで、時間を意識させる
数の理解が深まったら、「時計」を読むことにもチャレンジしてみましょう。とはいえ、難しく考える必要はありません。数と同様、時計も日常に密着しているものなので、生活の中で時計を意識した声かけをたくさんしてあげればいいのです。
例えば、「今、何時かな? あと5分で8時だから、出かける準備をしようね」「今は2時だね。4時になったらおうちに帰ろうね」「大好きなあのテレビ、何時に始まるかな? 長い針が12で、短い針が7のところに来たら始まるね」など、行動の度に時計を見ながら会話する習慣をつけるだけでOK。起きる時間やおやつの時間、テレビの時間など、親が意識的に声かけするだけで、お子さまが自然と時計を意識するようになったり、時間がわかるようになったりするきっかけになるはずです。
参照:
「ザ・ギフティッド 14歳でカナダのトップ大学に合格した天才児の勉強法」大川翔 著(扶桑社)
「小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと」立石美津子 著(中経出版)