進まない冬休みの宿題 やる気アップのために保護者が工夫すべき2つのポイント

進まない冬休みの宿題 やる気アップのために保護者が工夫すべき2つのポイント冬休み中はスケジュールが乱れがちなのが問題だが、勉強の取りかかりの工夫とやる気の持続もまた気になるところだ。そこで、ベネッセ教育情報サイトでは、やる気が続く「ほめ」のテクニックについて教育評論家の親野智可等氏に教えてもらった。***「なんで宿題しないの?」「何度言ったらわかるの?」などと否定的な言葉で叱ってから宿題をやらせようとするのはNG。プラスの言葉で促してあげてください。次に、机に向かってもなかなか勉強に取りかかれない時は、少しの工夫を取り入れてみてください。おすすめなのは「とりあえず一問」方式です。たとえば、朝食のあとに宿題をやる時間を設定している場合は、朝食の前に一問だけ問題をこなしておきます。先を見通せないと誰しも苦しく思うものですが、一問解くことによって、全体が目に入って先を見通すことができるので、取りかかりのハードルを下げることができます。やる気をもって新学期に臨むために、目標を立ててみましょう。この時は、今までの努力や、達成したことをほめてから目標を立てます。お子さまは、ほめられたことによってオープンな気持ちになっているので、素直にやる気が出るのです。目標が決まったら、具体化させるための約束を作り、できた日には○、できなかったら△などと印をつける、「がんばり表」を作るとよいでしょう。そして、保護者のかたは「やっていたらほめる」「やっていなかったらその場でやらせてほめる」という「見届け」を必ずしてあげてください。学校が始まる3日前にはリズムを戻しておけるとよいですね。生活リズムというのは、毎日決まった時間に決まったことをするということ。(1)就寝(2)起床(3)食事(4)排便という生理的なことを同じ時間にするということが大事ですが、特に就寝時間と起床時間は厳守したいところです。早起きがつらいという時は、子どもが好きなことを朝に持ってくるという方法があります。「朝起きたら、録画しておいたテレビを見てもよい」「朝起きたらペットと遊べる」など、好きなことをさせてあげてください。

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