うちの子供は宿題を自分でやる!そんな保護者たちが実践しているちょっとした工夫
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長期休みの最終日、ため込んだ宿題を前に涙目になっている子どもを見て、大きなため息をついた経験はありませんか。毎日のように「宿題やったの?」と聞くのも、うんざりしてしまいますよね。
宿題を自主的にやる子どもの保護者は、どんなことを心がけているのでしょうか。今日からできる工夫と保護者が心に留めておきたい注意点をご紹介します。
やる気は存在しない!宿題につながる行動を起させるのが大切
子どもに宿題をやらせたいなら、やる気やモチベーションに頼るのではなく、宿題をやることにつながる作業をやらせましょう。やる気が起きないときの解決策は、「とりあえず、手を動かす」ことです。
机の整理や明日の準備、今日学校でやった勉強内容を話してもらうことが、宿題をやることにつながります。
子どもが自分から宿題をやることにつながる作業
- ・机の整理
- ・学習デスクに座る
- ・ゲームをやめて静かにさせる
- ・教科書・ノートを開く
- ・明日の教材の準備
- ・保護者の「一緒にやろう」の一言と準備
「宿題やりなさい!」ついやってしまいがちな保護者のNG行動
学校から帰ってきてもダラダラするばかりで宿題をやらない子どもを見ていると、つい「宿題はやったの?」「どうしてやらないの!」と強く言ってしまいがちです。
しかし、保護者から叱りつけられても宿題をやることにはつながりません。大人でも、他人から脅されて強制的にやらされるのは嫌ですよね。
毎日声がけをしなくても宿題をやる子に育って欲しいのであれば、感情的になって怒ってしまうのは逆効果です。
代表的なNG行動
- ・「なんでできないのよ!」と怒る
- ・「もう知らないからね!」と無視する
- ・「やらないならお小遣いなし」と罰を与える
- ・「あの子はできているのに」と比較する
あまりにも宿題が進まない場合、原因を考えてみる
宿題に取りかかり始めたのはいいけれど、どうも進み方が遅い……。そんなときは、どうして進まないのか、原因を考えてみましょう。お子さまの宿題が「進んでいないな」と感じたら、宿題に取り組む様子を隣で見守ってみてください。どこでつまずいているか把握できれば、教えてあげることもできます。
もし、お子さまの宿題が進まない原因が、学校の勉強が十分に理解できていないことによるものであれば、宿題で扱っている内容を一緒に復習するなどのサポートも必要になるでしょう。
大切なのは、「ここがわからない」と言われたときに責めないことです。根気強く付き合ってあげましょう。
まとめ & 実践 TIPS
子どもが宿題をやりたがらないのは、ある程度仕方のないことです。
宿題を自主的にやるようにさせるには勉強の習慣化が大切です。しかし、大人向けの習慣化術の本が発売されるたびにベストセラーになるように、新しい習慣を取り入れるのは大人でも難しいものです。
子ども自身が宿題の意義を理解し、問題がすらすらと解けるようになると、進んで宿題を終わらせるようになっていきます。ただし、そこまでの状態になるまでは、なかなか時間がかかることで、保護者のかたが日々の忙しい生活のなかで丁寧にお子さまをサポートしていくことは大変だと思います。ぜひ、保護者のかたは、腰を据えてお子さまに付き合ってあげてください。
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