子どもの宿題対策、保護者ができる二つの工夫とは?

子どもの宿題対策、保護者ができる二つの工夫とは?「宿題もせず遊んでばかり」「途中で放りだしてしまう」。子どもの宿題に悩む家庭は少なくないだろう。ベネッセ教育情報サイトでは、宿題に対する保護者の関わりと、子どもが主体的に宿題に向かうようになるコツを、教育評論家の親野智可等氏に聞いた。***宿題の役割は大きく二つあります。一つは自分で学習する習慣を身に付けること。もう一つは、限られた授業時間で扱えない部分を家庭学習で補うことです。保護者が子どもの宿題に関わる時、最も気を付けなくてはならないのは、「宿題はつまらないもの」という思いを抱かせないこと。子どもは誰しも勉強ができるようになりたいと思っています。しかし、保護者の声かけによって、潜在的な意欲が摘み取られてしまう場合もあります。「早く宿題をしないとダメでしょ」「どうしてこんな問題もできないの」などと否定的な言葉を投げかけていると、子どもは宿題どころか学習そのものが嫌になってしまいます。そこで、宿題に取り組んだ時には、たくさんほめてください。子どもはほめられたその言葉がうれしいもの。勉強に関してほめられることで、「勉強って楽しい」と思えるようになるのです。宿題をさせることそのものより、宿題を通じて勉強に対する前向きな態度や自信を高めていくことを意識しましょう。保護者に第一に心がけてほしいのは「言葉の工夫」です。「いま宿題をやっておけば、たっぷり遊べるよ」「授業で手が挙げられるよ」など、「宿題をするとこんなによいことがある」というメッセージを発信し続けましょう。もう一つ心がけていただきたいのは「方法の工夫」です。子どもにとっていちばんのハードルは、宿題への取りかかり。逆に、ノートやドリルを開いて宿題に取りかかってしまえば、半分は終わったようなものです。学校から帰宅したら宿題に必要なものをテーブルや机の上に並べ、遊びから帰ってすぐに取りかかれる環境を作っておくのも有効です。

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