通知表は行間を読む 先生の言いたいことをとらえて子どもを伸ばす

通知表は行間を読む 先生の言いたいことをとらえて子どもを伸ばす子どもが学校でどう評価されているのか、保護者はとても気になるもの。学期末に渡される通知表に書かれたことは、どのように読めばよいのだろうか。ベネッセ教育情報サイトでは通知表を活用した、親子での対話について、ベネッセ教育総合研究所の小泉和義氏に聞いた。

 

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通知表の評価は、かつては「相対評価」による評価方法で、クラスや学年で、良い成績や悪い成績のつく子どもの数が決まっていました。今は「絶対評価」による評価方法のため、学校が定めた一定の基準に到達していれば、みんなに良い成績をつけることができます。学校によってはその観点を更に細分化した項目を掲載している場合もあります。

 

先生は通知表を通して、子どものやる気を引き出したいと願っています。通知表に記載される◎やAといった冷たく見える記号一つにも、丁寧な分析に基づいた、熱いメッセージが込められているのです。通知表には「所見欄」があり、子どもがその学期を通して成長した部分、がんばったことが先生の言葉で書かれます。担任の先生は、山のようにあるエピソードの中から、「所見欄」の小さなスペースに収まる分量で、何をどのように書けば子どもの意欲を高めることができるのかを考え抜き、短い文章にしてコメントを書いているのです。

 

成績が上がれば親に通知表を見せたいと思うし、成績が下がれば見せたくないものです。
子どもは親にほめてほしいのです。成績が上がったのであれば、まずはほめたうえで、どうして成績が上がったのかを、ぜひ、子どもと一緒に話をしてほしいと思います。特に「関心・意欲・態度」の項目の評価が高まっているときは、子どもが勉強に向かうチャンスです。

 

一方、たとえ成績が下がったとしても、子どもをやる気にすることはできると思います。
通知表は子どもの意欲を高めるためのものですから、学力の評価が下がったとしても、ほめることができる内容が盛り込んであります。まずは子どもをほめてください。子どもは自分が認められていると実感し、自信を持つことができると思います。

 

出典:「通知表」で子どもの意欲を高めるヒント[中学受験] -ベネッセ教育情報サイト

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