“定期テスト勉強失敗あるある”から学ぶスケジューリングのコツ

「あれもこれもと手を広げ過ぎて、どの勉強も中途半端になってしまった」「範囲が終わらずテスト前日に徹夜…。実力が発揮できなかった」など、定期テストのスケジューリングがうまくいかずに失敗したことはありませんか?今回の記事では、よくある失敗例を元にして、上手にスケジュールを立てるコツを紹介します!


【失敗あるある その1】目標を決めずに、“なんとなく”計画を立ててしまう

 目標を決めずに計画を立て始めると、勉強する科目名をスケジュール表に“なんとなく”書き込むだけになってしまいます。計画を立てる前に、まず過去のテストの点数などを見直して、次の定期テストでの目標を決めましょう。「得意な英語はプラス5点アップさせる」「ニガテな数学は平均点をめざす」などの目標を決めることによって、「基本的な英単語を完ぺきにするために、1日10語見直しの時間を取る」「数学はほかの教科よりも○日早く復習を始める」といったように、具体的な計画の方向性が見えてきます。

 

目標が達成できれば、さらに次のテストでの頑張りにつながるでしょうし、達成できなかった場合でも、「次は計画をどう改善すればよいのか」を考える手がかりになります。

 

 

【失敗あるある その2】1日の割り当てが実行できない分量になっている

 スケジュールを立てる時、たいていの人は「テストまでにこなしたい勉強量(問題集やワークのページ数)」を「残りの日数」で割って、「1日の割り当て分」を決めています。しかし、機械的に1日の割り当てを決めたとしても、実行できる分量でなければ意味がありません。問題集に取り組み、しっかり答え合わせまでやると、思ったよりも時間がかかります。深く考えずにスケジュールを立てると、結局、計画倒れになって焦りや不安の原因になります。

 

それを防ぐためには、計画を立てる前にひと通りの範囲を見直して、「やるべきこと」を紙に書き出し、どのくらい時間がかかるのかを大雑把につかんでおくことが大切です。リスト化が終わったら、「どれに力を入れるのか」を考えて優先順位をつけ、きちんと消化できる時間を割り振りましょう。

 

 

【失敗あるある その3】計画は完ぺき!でも、途中でやる気をなくし続かなくなる…

 立派な計画を立てても、継続できなければ意味がありません。スケジュールを立てた時の“やる気”が続くような工夫をすることが大事。自宅学習の最初にニガテ科目を勉強すると、イヤになってしまうこともあるでしょうから、「最初は得意科目から勉強を始める」「ニガテ科目は“できるところ”からスタートさせる」など、勉強の順番を工夫しましょう。

 

完ぺき主義者になってしまうのもいけません。多少の計画の崩れでやる気を失うくらいなら、最初から余裕を持ったスケジュールを立てておき、勉強の調子が上がってきたら、プラスαの勉強を進めるというやり方のほうが、やる気が続きます。

 

また、勉強が終わった後のご褒美を用意しておくのもモチベーションを上げるひとつの方法。「1日の勉強が終わったら、好きなことを30分やる」など、自分のやる気を上げるご褒美を考えてみましょう。

 

また、自分の傾向や特性を知り、それを意識して行えば、より効果的なテスト対策ができるでしょう。

 

 

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