受験生はスマホをどれくらい使っているのか?

 受験生にとって、よくも悪くも便利なスマートフォン。調べものや暗記に使える側面もありますが、うまく使いこなさないと貴重な勉強時間が奪われてしまう危険性も。
そこで、大学生にアンケートをとり、受験生時代のスマホ利用の実態を調べてみました。
※本文中のデータは、2015年4月3日~5日に進研ゼミ高校講座ゼミサポーターの大学生に実施したWebアンケートによる。

受験生がスマホを使っている時間はどのくらい?

 受験生の時のスマートフォンやタブレット使用時間は、1日のうち1時間~2時間未満が最も多く、全体の35%。受験生ともなると2時間以上費やしている人は少なく、約9割がスマホの利用を1日2時間未満に収めていたようです。 

 

 


受験生にとってスマホは魔の手?上手に使いこなす必要性を実感

 使用時間を制限しても、スマホは多くの受験生にとって集中力を妨げる原因となっているよう。

 

アンケートによると、長時間スマホを使ってしまい勉強時間に影響が出てしまった人や、スマホが気になって勉強に集中できなかった人は全体の約半数。用がなくてもつい手が伸びてしまい、気分転換では収まらなくなってしまうのかもしれません。「上手に使わないと受験勉強に影響がある」と回答した人は、実に96%にも上りました。

 

スマホを上手に使っていた先輩の中には、「過去問を解く時に、スマホのストップウォッチの機能を使い、時間を計っていた。(明治大 T・U先輩)」と勉強に役立てていた人もいたようです。自分にとって意味のある使い方ができるかが、受験生にとっての分かれ目となりそうですね。

 

 


受験生が上手にスマホを使うポイント3つ

 受験生にとって、時間は命。スマホの誘惑に負けないために、先輩はどんな工夫をしていたのでしょうか。

 

 使う時間、場所を決める

「寝る前の1時間はスマホを触ってもいい時間と決めており、それ以外の勉強中はあまり気にしないようにしていました。LINEは通知を切ってしまえばいいと思います(静岡大 R・N先輩)」というように、あらかじめ使用ルールを決めていた先輩も。時間と場所を制限して、使いすぎを未然に防ぐ方法です。

 

 使う目的を決める

ルールを決めて目的をはっきりさせておけば、スマホは本来受験勉強にも役立つツール。

「私は勉強に集中できない時に暗記系アプリを使ってました。勉強というよりゲームって感じで進めていたら、いつの間にか覚えていました(北海道大 C・T先輩)」というように、ゲーム感覚で楽しく覚えられたら、気分転換にもなって一石二鳥ですね。

 

 親や友達に協力してもらう

また、友達同士で協力するという手も。「自分も相手も受験生であるということを忘れず、わからない問題を聞き合ったり互いに励まし合ったりするなど、お互いの受験勉強においてプラスになるような使い方ができるといいと思う(京都大 E・K先輩)」と先輩が言うように、スマホは使い方次第でモチベーションを上げる武器にもなります。

 

自分にとって必要な使い方を見極め、スマホと上手につき合っていきましょう。

 

 

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