知識は増やすだけでなく、実際に使うことでさまざまな学習メリットが!
勉強といえば、知識を増やすことだと思われがちですが、ただ情報を丸暗記するだけでは、総合的な学習能力を育てることができません。知識を増やすと同時に、実際に覚えた知識を使うことが大切です。覚えた知識を実際に使うことで、どんな学習効果を得られるのでしょうか。
詰め込み学習に偏ってはいけない
小学校では学年が上がるごとに学習量が増え、その分、覚えるべき内容も増していきます。また、学習量の増加にともない、授業の進み具合も速くなっていきます。勉強に追いつこうとすると、どうしても情報の丸暗記や詰め込み学習になってしまいがちですが、こうした学習法だけに偏ってしまうと、自らの力で考えながら学習を深めていく機会が少なくなってしまいます。
知識は増やすだけではなく、応用して使うことで、子供の考える力を伸ばすことができます。例えば、複数の知識を組み合わせて考えを深めることで、思考力が身につきます。また、知っている知識を当てはめながら物事を読み解くことで、洞察力が養われます。
子供には知識を実際に使う機会を!
子供の考える力を伸ばし、学力を総合的にアップさせるには、知識を応用して使う機会を増やすことが大切です。そのためには、学習した内容を実際に体験することです。
例えば、小学4年生なら、社会で地図の見方を習います。自分の町を地図を使って探検したり、自分で地図を作成したりすることで、知識を使って思考したり、知識を利用して物事への関心を深めたりすることができます。
また、理科では太陽や月、星の動きや、星座を学びます。太陽とかげの関係や時間とともに星や星座がどの方角に動くかなど、誌面の上では理解するのが難しく、なかなか覚えられなかったり、しばらく時間が経つと忘れてしまったりするものです。中には学習につまずいてしまう子供もいますが、そんなとき、実際に自分の目で空を観察することで体験的に学ぶことができ、学習内容への理解を深めることができます。
実際に自分の目で見て学ぶことで、教科書で学んだ知識と体験が結びつき、復習効果が得られて、知識の定着を促すことにもなります。学ぶ楽しさ・面白さ、物事への探求心も刺激できるので、学習意欲のアップも支えることができますよ!