おぐらなおみの「受験だん。」~受験生親子体験記・大学編【前編】

浪人と転勤が同時発生

おぐらなおみの「受験なう。」~高3・大学受験編~にてお知らせしたとおり、ムスメ(マーちゃん)の浪人が決まりました。とほぼ同時期に、なんとグッドタイミング(と思いたい)なことに、オットの転勤によって九州から関東地方に移ることと相成りました。
心機一転! これからは娘の浪人ライフをお送りすることになるわけですが、まずはこれまでの「受験なう。」について、少しばかり振り返ってみたいと思います。



大学受験はあくまでも子どもが主体 親は手探りのまま、サポートするだけ

高校受験と大学受験の違いですが、高校受験に関しては、あくまでもうちの場合ですが、ムスメには行きたい高校がはっきりとあり、そこに推薦で進めそう……という感じでしたし、その結果、そこに進学することができました。
私自身は、ムスメが中3の秋になるまで「受験生の親」の自覚があまりなく、いざ自覚を持つと慌てたり泣いたりもしたわけですが(この辺りはこちらに詳しく)、そのあとは長年培ってきたママ友コミュニティーからのレアな情報などを駆使して、それなりにムスメの高校受験ライフを、精神的にも情報的にもサポートできたつもりです。

ところが大学受験は大違い。そもそも、高校にはママ友コミュニティーがありませんでした。受験情報はムスメから直接、もしくは学校の三者面談で、先生の感想(?)を伺う…くらい。「知らないのは私一人だけなのでは……?」というネガティブな気持ちを、ネット情報でなんとか解消したりしていました。

つまり大学受験は、すべては子ども主体だったのです。また、ムスメからは経済的なことや「最終的には浪人してもいいの?」と聞いてきたことがありました。今思うと、ここは目先ばかりの高校受験とは決定的に違っていましたね。ムスメは経済的なことなども鑑みながら、彼女なりに自分の進学先や人生設計を立てていたのかな…と思います。

大学受験で私にできたことといったら、健康に気遣うこと、受験料を振り込むこと、受験先のホテルを予約すること(それは本人にやらせるべきだとオットとけんかになったりしましたが)くらいでした。精神的なことをもっとサポートしたいとは思ったけれど、ムスメの気持ちの周辺を、グルグルと「この辺り?」という感じで、手探りしながらサポートしていたな……と思います。



●ムスメ(マーちゃん)からのひとこと
たしかに、高校受験の時は何も迷うことなく受験していましたね。合格するための努力をしたし、その努力が報われるはずだと確信していたところもありました。しかし大学受験は、模試でE判定をもらったりして、そんなに生やさしいものではありませんでした。それでも最後まで強気だったのは「浪人もアリ」と、親が言ってくれたからです。だったら、今回は思いきりチャレンジしようという気持ちになりました。受験料の振り込みやホテルの予約は、母がしてくれてよかったです。自分でしろと言われたら、かなりのストレスになっていたでしょう。



プロフィール


おぐらなおみ

漫画家&イラストレーター。長女(25歳)長男(19歳)のベテランママン。急に汗をかく、突然ドキドキするなどの更年期症状と付き合っています。趣味は散歩というか道草。知らない路地をガンガン歩いてよく迷子になる。東京在住。
著書に『働きママン(シリーズ続刊あり)』『私の穴がうまらない』など多数。
Twitter @ogura_naomi

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