「磁石の力を見てみよう」家庭でできる実験遊び(1)[心と体を育む親子遊び]
解説
磁石の力が働く空間の状態を「磁界」と言います。小学校の授業では紙の上に置いた砂鉄を磁石で動かして、磁石の力がどのように働いているかを見ることがあります。つまり磁界を砂鉄で表現するのです。この実験もラッピングタイで磁石の働く空間を実感することができます。
こんなこともしてみよう!
○同じ量のラッピングタイが入った同じサイズの容器を3~4個用意する(容器にはフタをする)。磁石の真上に1つ目の容器を持つ。その容器に1つずつ別の容器を重ねていき、いくつ目の容器までだったらラッピングタイが動くかを観察する。
磁石から離れるほど磁力は弱まることを実感できます。
○同じサイズの2つの磁石を用意する。ラッピングタイの入った容器はフタをする。磁石の反発しあう面で容器をはさんだ場合、磁石のくっつき合う面で容器をはさんだ場合、それぞれのラッピングタイの動きの違いを観察する。
反発しあう磁石にはさまれたラッピングタイは倒れます。これは磁石の力が真っ直ぐ向かわず、横にそれた方向に向かうためです。
反対に、吸引し合う磁石にはさまれたラッピングタイは立ちます。これは磁石の力が2つの磁石の間で直線的に働いているためです。
吸引し合う面ではさんだ状態