公立中の保護者の5割以上が内申書に何が書かれるか知らない
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英検と漢検が人気を二分!
次に、内申書と資格や検定の関係について、保護者の認識と本音を伺いました。
【図6 お子さまの学校では英検や漢検などの資格や級・段・位などが内申書に記載されますか?】

【図7 英検や漢検などの資格や級・段・位などが内申書上、高校入試に有利だと思いますか?】

【図8 図7で「はい」と回答したかたに伺います。お子さまが取り組んでいる資格・検定の種類について、当てはまるものすべてお選びください】


一方、「資格取得は有利である」という保護者も4割近くに達しました。「能力・実力を客観的に証明するから」「勉強の理解度の基準になるため」といった理由が挙がっています。
資格取得を有利とする家庭において子どもがどんな資格・検定に取り組んでいるのかを見てみると、トップは断然「英検」と「漢検」。3番手は「数検」でした。しかし、取得した資格が具体的にどのように有利になるのかは、都道府県の入試制度によっても、学校によっても異なります。所定の資格取得者に対して合否判定で優遇したり、取得資格を点数化し、入試の得点や評定平均値に加算したりするなど、さまざまな措置がとられています。
「英検」「漢検」「数検」のホームページには、優遇措置がとられている高校についての情報が掲載されているので、チェックしてみてくださいね。
8割以上の保護者が地域の学区を把握!
では、保護者は居住地域の受験情報にどの程度通じているのでしょうか。まず、学区について伺いました。
【図9 お住まいの地域の公立高校は受験にあたって学区はありますか?】

「学区についてわからない」と答えた保護者は、2割弱。学区の有無や学区外受験の可否を把握している保護者は、全体の8割以上に達しました。最近、学区の制限を撤廃・緩和する地域が増えていることもあり、保護者の関心は高いようです。
もっとも、保護者からは、「学区がないため受験校の選択肢が多く、絞り込むのにとても迷ってしまいます」「今年度から学区が撤廃されたので、志望校の倍率が高くなるのではないかと心配です」といった悩みの声も寄せられました。
学区の撤廃・緩和により、受験のチャンスは広がっています。そのチャンスを生かすためには、志望校についての情報収集を早い段階から行っておく必要もあるようです。
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