性格なの?子どもの落ち着きがない原因と対応法

子どもによって性格はさまざまとわかっていても「うちの子はどうしこんなに落ち着きがないの?」と疑問を抱く保護者のかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
特にお子さまが保育園や幼稚園、小学校に上がると「まわりの子はちゃんと座っているのに…」と、周囲と比較して不安を感じるケースもあるようです。今回は、「落ち着きのない子ども」のさまざまな原因と、大人がとるべき接し方についてご紹介します。

この記事のポイント

子どもが落ち着かない5つの原因

一口に「落ち着きがない」といっても、その原因はさまざま。落ち着かない5つ原因を押さえたうえで、お子さまに接するようにしましょう。

好奇心旺盛で欲求を抑えきれないから

お子さまの脳は未発達で、大人のように感情をコントロールすることができません。興味をもったものには手を伸ばし、遊びたいものを見つければ突き進んでしまいます。

これは裏を返せば知的欲求にあふれているということでもあり、がまんができる年齢になるまで気長に見守ることも必要です。落ち着いてほしい場面では遊びたくなるものが目に入らないようにするなど、保護者のかたも工夫することが必要です。

自己主張をしたいから

思い通りにしたくて大声を出したり暴れたりする行動が「落ち着きがない」ととられることがあります。しかし、「自分の思い通りにしたい」という自己主張はお子さまの自我が芽生えてきた証拠です。また自分の意思や意見を伝えたくても、言葉の発達が十分でないためうまく表現できないもどかしさも背景にあるものです。

無理に抑え込むと主張の場を失って、行動をエスカレートさせてしまうかもしれません。うまく気持ちをそらしてあげるといいでしょう。

ストレスを抱えているから

お子さまの世界にもストレスはありますが、まだ大人のようにうまく発散させることができません。そのため、理由もなくかんしゃくを起こしたり衝動性を見せる、爪をかむ、おねしょなどの身体的な症状が出たりすることがあります。それらは、お子さまからのSOSサインとも言えるもの。お子さまの様子にアンテナを張るようにしておきましょう。

関心をひきたいから

愛情を欲していて、好きな人(保護者のかたや先生、お友達など)の関心を引きたいために暴れたり落ち着きのない行動をとったりする場合もあります。また、親から叱られすぎたり、放っておかれたりすると「自分は大切にされていないのでは?」「本当に愛されているかな?」との不安から、わざと落ち着きのない行動を取って困らせることもあります。きょうだいの誕生など環境の変化がきっかけとなることもあるので、そういう場合は特にお子さまの心のケアを意識するといいでしょう。

脳の発達途中であるから

子どもは、体だけでなく脳も発達の途中にあります。そのため、全体を見通したり、周りの状況を把握したり、自分の意思を正しく伝えたりすることが大人ほど上手にできません。その結果、衝動的に見える行動に出たり、かんしゃくを起こしてしまうことがあります。

注意するだけではNG!落ち着きがない子どもの受け入れ方

子どもの落ち着きのない様子を目の当たりにすると、つい注意したり、怒ったりしてしまいがちです。しかし、落ち着きがなくなってしまう原因から考えても、それではあまり効果は見込めません。それどころか、親子共に疲れ切ってしまうだけになってしまうこともあるものです。落ち着きがない子どもに接する際は、次の4点を心がけていきましょう。

成長するにつれ落ち着くと考える

脳や言語能力が発達していくにつれ、徐々に落ち着いていくものです。「今はまだ成長の途中」と理解して、今すぐ結果を求めず、長いスパンで子どもの成長を見守っていくようにしましょう。

子どもの性格としてありのままを受け入れる

子どもには、育て方にかかわらず生まれ持った性質・性格があります。落ち着きがなく見える子も、見方を変えれば「エネルギッシュでのびのびした元気さが特徴の子」とも捉えられます。お子さまのかけがえのない個性として、良い点にフォーカスして受け入れることができれば、心を軽くすることができるはずです。

親子でのんびり過ごせる時間を持つ

落ち着きをなくしてしまう子どもの情緒を安定させてあげるのには、親子一緒にのんびりとした時間を過ごすことが一番です。思い切り甘えさせてあげたり、スキンシップをとったりするようにしましょう。そうすれば、お子さまも保護者の愛情を全身で感じて、気持ちが穏やかになっていくはずです。

自分の育て方を責めない

お子さまに落ち着きのない面があったとしても、それは保護者の育て方に原因があるわけではありません。「私が子育ての仕方を誤ってしまったのかも」「あのとき、あんなことをしたのが原因かも」と原因探しをしたり、自分を否定したりすることのないようにしましょう。長い目で根気強く接していけば、状況は少しずつ改善していくはずです。それでも、どうしても辛く感じてしまった場合は、誰かに話を聞いてもらうことも大切。一人で抱え込んで、思い詰めすぎないようにしましょう。

落ち着きがない子どもへの対応法

落ち着きのないお子さまに対しては、何が落ち着きのなさの原因となっているかを見極めた上で、ストレスのない接し方をしてあげることが大切です。次の3点を意識して、対応していけるとよいでしょう。

短くわかりやすい言葉で話し、視覚情報も活用する

子どもは難しい言葉や、長い文章を理解することが難しいため、大人の指示通りにできないことが多いものです。それどころか、保護者が言っていることが理解できないため、よりかんしゃくを起こしてしまうかもしれません。簡単でわかりやすい言葉、短い文章で話すこと、また場合によって絵などを使って説明してあげるのがいいでしょう。

良い部分はほめ、叱ることは控える

落ち着きのない子どもは、まわりから叱られたり否定されたりすることが多く、劣等感や孤独感を抱きがちです。そのため、落ち着きのなさにはあえて触れず、お子さまの得意分野や夢中になっていることなどを積極的にほめてあげましょう。自己肯定感が高まることで精神的に安定する傾向があるそうです。

安心できる環境を整える

落ち着きのない子どもは、人混みが苦手であったり、大きな音などの刺激に敏感な傾向があったりします。落ち着いてほしいときには、精神的に安定した状態でいられるよう、まず環境をととのえてあげるといいでしょう。

また、子どもにとって最も安心できるのは保護者です。親子で一緒の時間を過ごし、子どもらしく甘えられる時間も作ってあげましょう。

まとめ & 実践 TIPS

子どもの落ち着きのなさには、さまざまな原因があるものです。そのため、ただ注意したり、叱ったりするだけではなかなか効果は見込めません。お子さまの特性や、落ち着きをなくしてしまう原因を見極めたうえで、まずは安心させてあげるようにしてください。今回ご紹介した接し方のポイントを心がけていけば、徐々に落ち着いていくはずです。長い目でお子さまを見守るという心の余裕も持てるようにしていきましょう。

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