【子どもの愛称】家庭内のコミュニケーションを円滑にする役割も!

名前は、親から子どもへ最初に贈るスペシャルプレゼント。子どもが一生をともにするものなので慎重に名付けたという人も多いことでしょう。そんな名前とは別に、子どもを愛称で呼ぶ親も多いようです。親が子を愛称で呼ぶことには、どんな意味があるのでしょうか。その影響やメリットを考えてみました。

海外では愛称で呼ぶことが浸透している

とくに英語圏の国では、相手を愛称で呼ぶ文化が浸透しています。デイビッド→デイブ、ニコラス→ニック、キャサリン→キャシーまたはケイトなど、名前を短縮して呼びやすくすることが多いようです。職場や学校での自己紹介の際にも本名ではなく愛称で伝えたり、「○○と呼んで」と付け加えたりと、プライベートだけでなくオフィシャルな場でも愛称が使われることが普通です。呼びにくい名前だと、会話がそこで詰まってしまいます。呼びやすい名前であることは、コミュニケーションを円滑にするために大切なことなのでしょう。

愛称で呼ぶとどんな影響がある?

「愛称」という言葉を辞書で引いてみると、「親しみを込めて呼ぶ呼び名」とあります。たとえば、出会ったばかりの人同士でも、愛称で呼ぶと急に距離が近づいたような感じがしますよね。家庭の中で、これから何千回、何万回と呼ぶことになる子どもの名前。愛しているという想いを込めて、呼びやすくて子ども自身も気に入る愛称をつけてあげたいですね。

愛称で子どもを呼ぶことに反対する意見もある!?

親が子どもを愛称で呼ぶことについては、いろいろな意見があるようです。「本名と愛称、二つの呼び名があると子どもが混乱する」「“ぼく”や“わたし”ではなく、外でも自分のことを愛称で呼ぶようになってしまう」など反対する声もありますが、成長するにつれてその場に応じた自分の呼び名を学んでいくものなので、それほど心配しなくてもよいでしょう。また、普段は愛称で呼び、叱るときは呼び捨てにするなど使い分けている人も多いようです。そうすることで、子どもにも叱られているときに緊張感が生まれるというメリットもあるでしょう。
ただ、親のほうが、第三者に対しても自分の子どもを愛称で呼んでしまうという例もあるようです。「息子」「娘」もしくは名前呼び捨てがマナーです。

最近では、「なっちゃんと呼びたいから夏美と名付けた」というように、呼びたい愛称から名前を付けるという人も少なくないよう。「友だちのような親子」とよく言われるように、親と子どもの距離感は、昔より近くなっているのかもしれません。家庭内のコミュニケーションを円滑にするためにも愛称は一役買ってくれそうですね。

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