自分自身をなんと呼ぶ?子どもの「呼び名」事情
今回のアンケートでは、お子さんの自分の呼び名について聞きました。気になる子どもの「呼び名」事情をアンケート結果から見てみましょう。
※全国の小学4年~中学3年生のお子さんを持つ保護者のかたを対象に、2018年11月にアンケートを実施。回答者数360人。
男の子は「おれ」、女の子は「自分の名前(ニックネーム)」で自分のことを呼ぶ子が多い
「お子さんは現在、自分自身を何と呼んでいますか?」という質問の回答を見てみましょう。
男の子では「おれ」(51%)と「ぼく」(33%)に回答が集中しました。小中学生の男の子は「ぼく」よりも「おれ」を好んで使っていることがわかります。
女の子では「自分の名前(ニックネーム)」が45%で一番多く、次いで「わたし(あたし)」(35%)が多いという結果になりました。女の子は「○○ちゃん」などと自分を自分の名前で呼ぶ傾向が強いようです。ちなみに自分の名前やニックネームを使う男の子は11%でした。
さらに、呼び方が変わったきっかけを聞いてみたところ、大きく2つのパターンが見えてきました。1つは、「クラスの女子のほとんどが、そう言っていたからまねをした」(11歳・女子の保護者)、「学校で周りのみんなに合わせるようになって」(9歳・女子の保護者)といった、学校の友達の影響で変わっていくパターンです。2つ目は少数派でしたが、「親が子どもに、自分自身のことを名前で呼ぶのはやめるように言ったから」(11歳・男子の保護者)と保護者から働きかけるパターンでした。
中には、「家では自分の名前で、学校では小5くらいから「オレ」と言うようになりました」(14歳・男子の保護者)と回答してくれた人もいました。
保護者のかたが気にしている間に、お子さんは学校など家庭の外でいろいろな人と触れ合い影響を受けて、自然と場面に合った呼び方を身につけていくことのほうが多いのかもしれません。