もっと自信をもってほしい!お子さまが積極的になるために保護者ができることとは?

お子さまが内気で消極的な性格だと、学校での友人関係をはじめ将来のことまで心配になりますよね。「もっと自信をもって生きていってほしい」と願う保護者は多いことでしょう。
生まれもっての性格はもちろんありますが、お子さまと接していく中で自信をつけていくことは可能です。そこで、お子さまが自信をつけ、物事に積極的に取り組むための育て方のポイントについてご紹介します。

何気ないひと言で自信を失うことも

保護者としては、お子さまにはいろいろなことに挑戦してほしいと思うでしょう。そこで関係するのがお子さまの性格ですが、もともと内向的でおとなしく、あまり積極的ではないお子さまもいます。ただし、何かがきっかけで自信を失っている場合は、その原因を探ることが必要です。
もしかすると、誰かの何気ないひと言によって、「自分はダメなんだ」と思い込んでいるだけかもしれません。また、何かに失敗したとき、まわりに認めてもらえず自信を失ってしまうこともあります。
すると、自分の行動に自信がもてず、物事に積極的に挑戦できなくなってしまうのです。まわりの顔色ばかりを気にして、自分の意見をはっきり言えない子どもになってしまうかもしれません。
では、自信をつけるにはどうすればよいのでしょうか。

失敗したときこそ、責めずに励まそう

お子さまにとって大切なのは、「どんなときでも自分を認めてくれること」です。何かがうまくいったときや成績がよかったとき、ほめてもらえれば大きな自信となるでしょう。確かに、ほめることはお子さまの能力を伸ばすことにつながります。

しかし、肝心なのは失敗したときです。失敗したときに責められたとしたら、大きく自信を失っても無理はありません。たとえ失敗したとしても、がんばったことを認め、励ましてあげることが大切です。
お子さまに期待する気持ちが大きいほど、失敗したときにうっかりきつい言葉を言ってしまいがちです。そこは保護者が感情的にならずに、お子さまをしっかり認めてあげてください。
どんなときでも保護者が認めてくれれば、お子さまは常に前向きに生きていけるはずですよ。

絶対に他人とは比べない

お子さまが積極的になるために、もうひとつ大切なことがあります。それは他人と比べないことです。
きょうだいやほかの家庭の子と比べられ、それよりも劣っているとされるのは、お子さまにとって大きなダメージになります。自信をなくし、自分をも責めることになりかねません。まずは今あるお子さまの姿そのものを受け入れ、認めてあげましょう。
そして、お子さまの性格や能力を決めつけないことも必要です。「頭がよくない」などとうっかりお子さまに言ってしまうと、お子さま自身もそう思い込んでしまいます。すると、「頭がよくないから勉強しても無駄だ」と自分でレッテルを貼り、負のスパイラルにおちいってしまうのです。
保護者は、決してお子さまに固定観念を植えつけないようにしましょう。ふだんの何気ない言葉に気をつけ、いつも応援する立場でいてあげることが大切です。

いつでも味方であることが、お子さまの自信につながる

何事にも積極的な子どもになるためには、保護者がお子さまを認め、常に味方であることを伝えることが大事です。
失敗したときやなかなか前に踏み出せないときこそ、励まし、応援してあげてください。また、他人と比べることなくそのお子さまらしいところを伸ばしてあげましょう。
どんなときでも認めてくれる保護者がいるとわかることで、お子さまは失敗を恐れず物事に挑戦できるはずです。
お子さまが積極的にいろいろな経験ができるよう、いつでも温かく見守ってあげてくださいね。

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