いつから?レイアウトは?子ども部屋づくりの6つのポイント

子ども部屋をいつから準備するか、どのようにつくるかは保護者の悩むところだと思います。せっかく子ども部屋をつくるなら、快適に過ごせる部屋にしたいですよね。そこで今回は、子ども部屋づくりのポイントを6つご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

【ポイント1】子ども部屋づくりは成長に合わせて

子ども部屋をつくるのに適した年齢は、お子さまによってまちまちです。
調査によると、小学1・2年生のお子さまの約79%、4~6歳のお子さまの約51%が子ども部屋をもっているといいます。一方子ども部屋を主に使うようになったのは中学生以降というお子さまが90%を占めており、遊んだり勉強したりいていたのはリビングだったというお子さまが多くなっています。
お子さまによって、プライバシーをもちたいと思う年齢は異なります。子ども部屋をつくるのが早すぎても、「せっかく子ども部屋をつくったのに全然使われていない」ということにもなりがちです。お子さまの様子をよく観察しながら、子ども部屋づくりのタイミングを見計らいましょう。

【ポイント2】子ども用スペースをつくるところからスタート

お子さまが小さなうちから子ども部屋をつくるという場合は、保護者の目が少し届くようにリビングの一角などに子ども用スペースをつくることから始めるといいでしょう。部屋数が少ないなど自宅の構造上独立した子ども部屋をつくれないという場合にもおすすめです。パーティションなどをうまく使えば部屋らしくなります。

【ポイント3】窮屈に感じさせない部屋づくりを

いよいよ子ども部屋をつくったら、迷うところがレイアウトです。子ども部屋は勉強する、遊ぶ、寝る、持ち物を収納するという多目的な部屋であるため、工夫しないと部屋が窮屈に感じられてしまう可能性があります。

部屋を広く使うには壁面をうまく使いましょう。特に場所を取る家具のまわりの壁面を上手に使うことがポイントです。ベッド付近の壁に棚を設置してお子さまのお気に入りのものを収納したり、デスクの正面に棚を取りつけて勉強道具などを収納したりしてみましょう。すっきりと収納できます。

【ポイント4】お子さまの持ち物を分けて整理しやすく

多目的な子ども部屋では、さまざまなお子さまの持ち物をお子さま自身が使いやすいよう整理することが肝心です。

子ども部屋に置くお子さまの持ち物は、主に寝具、洋服などの生活用品、学習用具、習い事の道具、趣味や遊びの道具に分かれます。これらのものを場所と関連づけて収納すると整理しやすくなります。
例えばクローゼットの中には洋服のほかそのまわりに生活用品を、デスクの周りには勉強用具と習い事の道具を、ベッドのまわりには寝具を、棚には趣味や遊びの道具を、というように分けてみましょう。お子さまが使いづらそうにしていたら適宜配置を入れ替えてみてください。

【ポイント5】成長に合わせて部屋を改造してみる

お子さまは成長につれて勉強の内容や趣味、習い事などがどんどん変わっていき、それに合わせて持ち物も変化します。その変化に合わせて部屋を改造し、使いやすくしましょう。

例えばクローゼット周辺ではお子さまの背丈に合わせてハンガーパイプの高さを変えたり、引き出しに入れるものを入れ替えたりといったことが考えられます。部活動や習い事のユニフォーム、学校の制服など収納するものが増えたら収納用品を増やして分類しやすくするなどの工夫もしてみましょう。

【ポイント6】子ども部屋ではお子さまに責任をもたせる

子ども部屋をもたせたら、子ども部屋のものはお子さまに管理させるようにするといいでしょう。「自分のものは自分で大切にし、なくしたり壊したりしないように管理をする」という責任感を育てられます。同時に、自分が信頼されて何かを任されているということに対してお子さまはうれしく感じるはずです。

お子さまと相談しながら快適な子ども部屋づくりを!

子ども部屋づくりは、お子さまが勉強を快適にでき、快適に遊べ、快適に寝られる居場所づくりです。お子さまが部屋を出て自活するようになるまでに心地よく過ごせるよう、お子さまと相談しながら工夫してつくりましょう。自分の責任をもてる空間ができれば、お子さまも一歩成長できますよ。

プロフィール



医師免許、麻酔科標榜医、麻酔科認定医を保有。
主婦業と医師としての仕事を両立し、現在は女医と主婦を両立するキャリア論について情報発信を行っている。

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