第一次反抗期は自我の芽生え!子どもの葛藤を受けとめ甘えさせてあげよう

「反抗期」と聞くと思春期の反抗期を連想しがちですが、子どもの初めての反抗期は、幼児期にやってきます。いわゆる「イヤイヤ期」ともいわれる第一次反抗期はどのようなもので、保護者はどのような心構えをしておけばよいのでしょうか。第一次反抗期の時期や特徴などを紹介します。

この記事のポイント

第一次反抗期とは? いつ始まっていつ終わる?

赤ちゃんだった時期を過ぎ、自分の足で立って行動できるようになる1歳半ごろから、子どもの行動範囲とともに興味の範囲も広がります。そのなかで自然と「〇〇したい」というような気持ちが芽生えますが、言葉が十分に話せるわけでもなく、欲求をまわりにうまく伝えることができません。

また、保護者やきょうだいを見て自分も同じことをしたいのに、うまくできずにもどかしさを感じることもあります。その結果、癇癪や「イヤ!」と端的に伝えることで自分を表現するようになります。

この第一次反抗期は、自己主張と自己抑制のバランスが取れるようになる三歳頃まで続くとされていますが、始まりも終わりにも個人差があります。

イヤイヤや癇癪は自我の芽生えの証! 「構ってほしい」という甘えのサインである場合も

保護者から見ると、何をいっても「イヤ!」と言っているように感じても、子どもの癇癪やイヤイヤには何かしらの理由があります。

第一次反抗期になると「自分でやりたい」という気持ちと「パパ・ママにやってほしい」という甘えの気持ちとのあいだで葛藤がうまれます。やってほしいことを明確に伝えることもできず、「イヤ!」と言ったり癇癪を起こしたりします。
この時期の子どもは、ある日突然保護者が選んだ服をイヤ! と拒否するなど、「昨日までなんともなかったことが今日急に気に入らなくなる」ということが起きがちです。

時には、大人からみると意味のわからないことにこだわりを持ち、何を試しても要望が全くわからないこともあります。
そんなときは、ただ単に「保護者に甘えたい」ということも。要求が何であるかを常にはっきりさせる必要はなく、ぎゅーっと抱きしめて「大丈夫だよ」と本人がまわりに甘える行為自体を認めてあげることも大切です。
子どもにとっては、「自分の気持ちを伝えてもいいんだ」と保護者の愛情を確認することができるでしょう。

保護者も適度に息抜きをしながら…自己表現の練習期間と見守ろう

子どもが保護者の手助けを「イヤ!」と嫌がるのであれば、子ども自身の気が済むまで待ってみたり、「ここだけ手伝ってあげようね」とあくまで主体は子どもである前提でサポートをしたりするなど、子ども自身の意思を認めてあげると子どもが落ち着くこともあります。
出かけるときなどには、大人が計画していたスケジュールどおりには動けないことを想定して、時間にゆとりをもって行動するのもおすすめです。

第一次反抗期は成長の証…と頭ではわかっていても、毎日向き合っていると子どもにイライラしてしまうこともあるでしょう。また、子ども相手にイライラしてしまう自分に対して、罪悪感を感じることもあるかもしれません。
しかし、自分のペースで物事が進められない毎日にイライラしてしまうのは当然のことです。「いつかは終わる」と、うまく受け流しながらこの期間を乗り越えましょう。

まとめ & 実践 TIPS

第一次反抗期の期間は、長い子で1年半程度といわれています。期間限定だとしても、いざ目の当たりにすると我が子の変化に戸惑ったり、声がけに悩んだりすることもあるでしょう。ただ、保護者と同様に子どもも、自分の気持ちがうまく周囲に伝わらないもどかしさを抱えているはず。成長しようとしている我が子をあたたかい愛情で受け止め、サポートしてあげましょう。

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