子ども部屋は必要?片付かない収納悩みの解消方法を、Emiさんに聞きました
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高学年になると、教科書やドリル、プリントの量も増えて整理整頓も一苦労。「そろそろ子ども部屋を作ったほうがいい?」と迷ったり「新しい収納法を考えなければ……」と悩んだりすることもあるのではないでしょうか。
そこで、整理収納アドバイザーのEmiさんに高学年の片づけの悩み別に解決アイデアをうかがいました。
子ども部屋の作りどきはいつ?どう作る?
小学校高学年ころから、子どもも個室を欲しがるように。お子さまの周りでも自分の部屋を持つ子が出てきて「うちもそろそろ?」と悩むこともあるかもしれません。いつ作る? どう作る? という疑問へのヒントをお伝えします。
子どもが個室を欲しがるまでは先回りしない!
子ども部屋の作りどきを考えるうえで大事なことは「この年齢だから個室がいるよね!」と親が先回りして、親好みの家具や収納で子ども部屋を作ってしまわないようにすること。親主導になってしまうと子どもは自分の部屋に愛着を持てず、「片づけたいな」という気持ちも芽生えにくくなってしまいます。子どもが欲しがるまでは、先回りしないようにしたいですね。
「うちの子、全然子ども部屋欲しがらないんだけど大丈夫?」というケースも問題ありません。個室を欲しがる時期は、子どもによってさまざま。また、個室を作ったものの、部屋をあまり使わないことだってあります。「せっかく作ったのに!」と目くじらを立てず、子どもの気持ちを尊重してあげましょう。
今年12歳になるわが家の双子も、小4の頃から個室を欲しがっていた娘と、まだまだ個室はいらない、という息子とで大きく異なっています。まだ個室を作っていない息子のスペースはリビングの一角に。はじめは個室で勉強していた娘も、今は「勉強はみんなのいる場所でしたい」とリビングにデスクを置いています。
シンプル&移動しやすい家具を
子ども部屋の家具は、シンプルなものがベスト。キャスターを付けると、移動や配置がしやすく、フレキシブルに使えるので便利です。そうすれば「今日はリビングで勉強したい」といった子どもの気持ちにも柔軟に対応できます。
また、シンプルなものが良いといっても、部屋や持ち物全てにシンプルを追求しすぎないこともポイント。子どもの「これが好き」も大切にしてあげたいですね。好きなアイドルのポスターや、お気に入りのぬいぐるみなど好きなものが身近にあるとそれだけで気持ちがいいし、「自分の部屋だ」という愛着も強くなるものですよね。
シンプルな家具と収納で部屋を作りつつも、壁の一角に好きなアイドルやアニメのポスターを貼ってみるのもGOOD! お子さまにとっても、自分を応援してくれるお守りのように感じられるはず。
子ども部屋が片づかない!整理整頓への子どものモチベーションを高めるには?
せっかく子ども部屋を作ったのに散らかし放題……なんてこともあるのではないでしょうか。片づけの仕組みを作っても、片づけのモチベーションが低いと困ってしまいますよね。「子どもを信じて待つ」が保護者の基本姿勢ですが、時にはアシストもしてみましょう。
シンプルな収納法でハードルを下げる
高学年になると、プリント類も増加! 1枚1枚ファイリングしていると、時間も手間もかかってしまいます。そこでおすすめなのがレターケースの活用。新しいプリントを上へ上へと重ねていくだけです。簡単に片づけられるようにするには、シンプルな収納でハードルを下げるのがコツです。
ルームツアー動画でモチベーションを高める
片づけのモチベーションや、整理整頓欲を刺激するには、子ども部屋を特集した雑誌や「ルームツアー」動画などを一緒に見てみるのもおすすめです。素敵で憧れるお部屋を見たり、収納やインテリアのアイデアを見たりすることで、「自分ならこんなふうにしたい……」という空想が生まれてくるはず。それが、片づけのモチベーションを高めてくれるでしょう。
私の娘も、中学生のルームツアー動画を見たあとは、モチベーションが上がって模様替えをしていることが多いです。
子ども部屋を作る前からルームツアー動画を見るのもおすすめです。こんな個室を作りたいとの夢や計画が広がっていくはずです! 娘も作りたい部屋の計画をノートにまとめていました。
まとめ & 実践 TIPS
プリントも、冊子類もとにかくモノが増える高学年。片づけにも工夫が求められますが、あくまで基本はシンプルな収納法。片づけることが負担にならないよう、ハードルを下げてあげましょう。また、お子さまが個室を欲しがるようであれば子ども部屋を作るのもいいですね。そのときは、好きなものを飾ったり、素敵なお部屋の動画を一緒に見たりして、お子さまの部屋作りや整理整頓へのモチベーションを高めてあげましょう。
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