授業で手を挙げられない子ども どうフォローすれば変われる?

お子さまが授業で手を挙げているのか、いないのか、保護者のかたにとっては、とても気になるところであると思います。
積極的に手を挙げられていない場合、どのように声を掛けたらよいのでしょうか。
お子さまのタイプ別の声掛けのコツと、まわりの状況によって「子どもは変わる!」と強く印象に残ったエピソードをご紹介したいと思います。

(赤ペン先生 河原)

この記事のポイント

はずかしくて手が挙げられないタイプには

人前で大きな声を出すのが苦手で、人の視線が集まると緊張してしまうタイプのお子さまには、「無理に手を上げなくて大丈夫だよ」と言ってあげるのがよいと思います。

心の中では先生の問いかけに答えをつぶやいているはず。授業にはちゃんと参加できています。「手を挙げなければならない」というプレッシャーで、学校そのものが苦痛になってしまわないように、お子さまの気持ちが楽になるような声かけをしてあげましょう。

挙げたい気持ちはあるけど挙げられないタイプには

低学年のうちは平気で手を挙げていたのに、中学年になって先生の問いかけが難しくなると、自分の答えに自信がもてず手を挙げられなくなった……そんなお子さまも多いようです。

もっと授業で発言したい。そう思っているお子さまには、「少しだけ予習をすると自信をもって手を挙げられるようになるよ」と教えてあげてはいかがでしょうか。「発言できるとうれしい」ことを思い出せば「また手を挙げてみよう」という気持ちになれると思います。

状況が変われば、子どもは変われる!!

わが子が5年生のときの担任の先生は、ユニークな授業の方式をとっていました。発言したい人は手を挙げるのではなく、自分の机の脇に立ち、順番に発言していくというやり方です。先生が何か問いかけると、クラスの半数以上が立ちあがり意見を述べていきます。

授業参観のとき、ひときわ積極的に発言している男の子を見て私はびっくりしました。
「まさかBくん? あの、超はずかしがりやのBくん? Bくんて、こんな声だったの?!」

たいへんおとなしい、という印象しかなかった男の子です。前年までのクラスでは、手を挙げるところを一度も見たことがありませんでした。授業の進め方、クラスの雰囲気によって、子どもは大きく変われるのだ。子どもの可能性の大きさを改めて感じたできごとでした。

まとめ & 実践 TIPS

「自分の意見を言いたい」「発言を聞いてほしい」という強い思いは「はずかしさ」のカラを破ることができる。Bくんの成長は、それを物語っているように思えます。
新しい学習指導要領のもと、子どもたちが意見を言い合い、お互いに学び合うアクティブ・ラーニング形式の授業は少しずつ増えてくると思います。はずかしがりやの子も、答えに自信がない子も、誰もが気負うことなく「自分の考え」を発言したくなるような環境作りが、今後さらに進んでいくことを願います。
お子さまがおうちでは自分の意見を言えているのなら、授業で手を挙げることができなくても心配ありません。しかるべき時がくれば、お子さまにもきっと変化が現れます。
いつかカラを破れるそのときを待ちながら、卵をそっと温め続けてあげましょう。

赤ペン先生 河原はるこ

赤ペン先生 河原はるこ

赤ペン先生歴8年。4年生担当。
高校生の時、「赤ペン先生」の心のこもった美しい字のおたよりに励まされた思い出があり赤ペン先生に。子どもたちへは、「まちがえるのは恥ずかしいことではない!」「どんどんまちがえましょう!」という想いを持ちながら、一生懸命に書かれた解答を尊重し、大切なポイントが一目でわかる指導を心がけている。
趣味:読書とフルーツ酢作り
自己紹介:のんびり屋、でも好きなことには熱い一面も。
中高生三児の母。

プロフィール

赤ペン先生

赤ペン先生は「進研ゼミ」の選考に合格し、ゼミ独自の研修・教育を通じて、教科の学習内容やお子さまの力を伸ばす指導法などを学んだ人です。 お子さま一人ひとりの解答状況や学習の到達度に合わせて、丁寧に添削・指導いたします。 ※「赤ペン先生」は(株)ベネッセコーポレーションの登録商標です。

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