食べ盛りの中学生は、パンよりも「腹持ちのいい」ごはんが好き!
日本にいながら世界中の食べ物を楽しめる現代。食生活の欧米化は相変わらず進み、米の消費量は減少の一途を辿っている。「コメ離れ」などと言われる中だが、食べ盛りの日本の中学生は、ごはんとパンどちらが好きなのだろうか。ベネッセ教育情報サイトでは、中学生の保護者を対象にアンケート調査を行った。(アンケート期間:2015年11月/回答者数:367名)
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結果から言えば、「コメ離れ」もなんのその、中学生にはごはんが圧倒的に人気である。その詳細を見ると、ごはん26.4%、どちらかといえばごはん26.4%とごはん派が過半数。以下、どちらかといえばパン16.6%、パン12.5%、どちらも同じくらい好き17.7%と続く。ごはんが好きと答えた人の具体的な声を紹介する
● パンだとお腹がいっぱいにならないようです
● 腹持ちが良いので好きみたいです。
● 中学生になってから、ご飯でないとすぐにお腹がすくそうです
● 生まれて初めてご飯を食べたときの「なんだ、このおいしいものは!」とでもいうような反応が忘れられません。おかずがなくても平気なくらいのご飯好きです
パンと比較して「腹持ちのよさ」を挙げる人が、とにかく目立つ。やはり食べ盛りの中学生は、おなかいっぱいになることが正義のようだ。では、奇しくも少数派となったパン派の意見は?
● 甘いものが好き
● とくに菓子パンが大好き
● 朝はパンしか食べません
朝食の定番・トーストはもちろん、おやつ代わりにもできる菓子パン類など、バリエーション豊富なパンも魅力的だ。2013(平成25)年には和食がユネスコ無形文化遺産に登録されるなど、世界的にも和食のよさが評価されている。そんな和食の主食を担うのが、ごはんだ。今回のアンケートからは、これからも日本人に愛され続けるであろう、和食の底力が垣間見えた。