正しい姿勢で勉強するメリット 成績もアップ!?
お子さまが勉強するときの姿勢を気にしたことがありますか? 姿勢が悪いと、疲れやすくなったり集中力が続きにくくなったりなどのデメリットがあるため、お子さまにはきちんとした姿勢で勉強してほしいものですよね。特に成長期のお子さまは骨や軟骨が柔らかいため、悪い姿勢をとっていると骨が歪んだまま将来まで固定されてしまう危険性もあります。
そこで今回は、勉強するときの正しい姿勢についてご紹介します。
勉強するときの正しい姿勢とは?
勉強するときの正しい姿勢は、まず椅子に深く座り膝をそろえて座ります。その際、机と体の間は握りこぶしひとつ分くらい開けておきましょう。膝下を床に垂直に下ろすようにしてみるときれいな姿勢になりますよ。膝は90度に曲げることを意識しましょう。
次に、背筋をぴんと伸ばします。お尻を後ろに引くように意識すると背筋が伸びますよ。お尻と背中も90度になるよう意識するとよいでしょう。
おなかもまっすぐ伸ばします。このとき、胸を張ってしまわないよう注意が必要です。胸を張ると力が入り、疲れてしまいます。
最後に顎を引きます。少し二重顎になるくらいを意識するくらいでいいでしょう。頭は前に出ないようにして、まっすぐに保つようにすることがポイントです。
以上のような正しい姿勢を身につけるには、机の上に両手を「ハの字」になるように置く癖をつけるといいでしょう。自然と正しい姿勢をとれますよ。
なお、正しい姿勢をとる際にはリラックスすることを心がけましょう。力が入ってしまうと疲れてしまい逆効果です。
正しい姿勢に大切な椅子と机の高さ
正しい姿勢をとるためには、椅子と机の高さが適切であることが大切です。
椅子の高さは、深く腰掛けたときに足の裏全体が床に着くようにします。床に足が着かない状態では腰に負担がかかってしまうので、椅子を最大限に下げても足が着かない場合は、台などを置いて調整しましょう。
机の高さは、机と体の間に握りこぶしひとつ入るくらいの隙間をあけて椅子に深く腰掛けた状態で、両腕を軽く机に置いて肘が直角になるような高さに調整します。
正しい姿勢のためには、お子さまの成長に合わせて、机と椅子の高さを調節することが大切です。
正しい姿勢のメリットとは?
正しい姿勢を続けると、胸が開いて肺に空気を取り込みやすくなるため自然と呼吸が深くなります。深い呼吸は全身の血行をよくしたり、脳に酸素を十分に送り込んで活性化したりする効果があります。そのため、長時間勉強を続けていても疲れを感じにくくなったり、集中力がアップしたりといったメリットがあります。
また、肩こりや腰痛を防いだり、体のゆがみを改善したりといった効果も期待できます。さらに教材の字と目との距離が適度に保たれて目の負担が減り、目も疲れにくくなります。
お子さまは大丈夫? 勉強のときのNG姿勢
NG姿勢も知っておきましょう。次のような姿勢は勉強のときには望ましくありません。
まず、猫背はNGです。猫背になると胸が縮こまって呼吸が浅くなり、酸素が全身に行き渡りにくくなるため集中力が低下します。ノートや教科書との距離が近くなって目の負担も大きくなります。
また、頬杖や足を組む姿勢も避けましょう。背骨や骨盤のゆがみの原因になります。特に頬杖は、顔がゆがむ原因にもなりますからクセになる前に気をつけてあげましょう。
左右どちらかに極端に傾いた姿勢もNGです。体がゆがんで腰や肩に負担がかかってしまいます。
お子さまが以上のような姿勢で勉強していないか、チェックしてみてください。
保護者が正しい姿勢の鏡になろう!
お子さまは保護者のことをよく見ています。もし保護者が悪い姿勢をとっていれば、それを見ているお子さまも自然と悪い姿勢になってしまうでしょう。
お子さまが勉強するときの姿勢をよくするためには、保護者がよい姿勢の鏡になってあげることも大切です。ぜひよいお手本になってあげましょう。
正しい姿勢は健康によいだけでなく、勉強効果のアップにつながることも期待されます。家族で正しい姿勢を身につければ、ひょっとするとお子さまの成績もアップするかもしれませんよ。
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