駄々をこねるのにはこんな理由があった!対処法や注意点
駄々をこねるお子さまとどう関わっていったらよいか、迷うことはありませんか?
特に2歳をすぎ、自我が出てくるようになった頃には、お子さまが駄々をこねたとき、その本当の理由になかなか気づけなかったということもあるのではないでしょうか。
お子さまとの関わりは日々の積みかさねが大切です。何歳になるとなくなるということではなく、保護者とお子さまの関わり方しだいで変化していきます。
ではなぜお子さまは駄々をこねるのでしょうか。駄々をこねる理由がわかれば、お子さまとの関わり方も見つけやすくなるでしょう。
どうしてお子さまは駄々をこねるの?
お子さまは自分の気持ちを理解してほしいのに、なかなかわかってもらえないときに駄々をこねます。
例えば、お子さまは保護者のかたに急に甘えたくなることがあります。「抱っこしてほしい!」「隣に座っていてほしい!」など、近くにいてほしいという気持ちを主張してくるでしょう。しかし、食事のしたくなどで保護者のかたが忙しく相手にされないでいると、お子さまの気持ちは満たされないままとなってしまいます。あるいは「一緒に遊んでほしいのに遊んでくれなかった」といったときも気持ちは満たされていません。するとお子さまは駄々をこね始めるでしょう。
また、スーパーなどでほしいものがあるのに買ってもらえないといったときにも、物欲を抑えられてしまったお子さまは自分の気持ちを主張するために駄々をこねることがあるかもしれません。
さらに、訳もわからずにずっとお子さまがぐずって駄々をこねているという経験をしている保護者のかたもいるのではないでしょうか。それで理由もわからずに怒ってしまったものの、実は熱が出ていたということもあるかと思います。このように、お子さまは体調が悪くなったときも心身のつらさから駄々をこねることがあります。
お子さまが駄々をこねたときはどう対処すればいいの?
まず、お子さまが駄々をこねるのには理由があることを理解しましょう。そのうえで、その理由は何なのかを知ろうとすることが必要です。わがままなのか、かまってほしいのか、あるいは体調が悪いのかなどの見極めが重要になってきます。
例えば、お子さまがわがままを言ったとき、保護者はイライラする気持ちを抑えて「そうだよね、○○ほしいよね」などと言い、お子さまの気持ちを受け止めることから始めましょう。もし無理な買い物を求めてきた場合には、一度落ち着いてから、買ってあげられない理由を怒らずに伝えてあげてください。
また、家に帰らなければならないときに「もっと公園ですべり台をしたい!」など、何かをやりたい気持ちを抑えられず駄々をこねることもあるでしょう。そのようなときも一度落ち着いてから「あと1回やったら帰ろうね」など、終わりを理解できるようにするのがよいでしょう。
それでも駄々をこねるときには興味がある別のものや好きなものに気を向けるという方法など、気持ちの切り替えの手助けをするのもよいでしょう。
甘えたいとき、かまってほしいときは、時間に余裕があれば、そばにいる、抱っこするなどスキンシップをとるとよいでしょう。
一方、忙しいときは、例えば、「今はみんなのおいしいごはんを作っているから、10数える間だけぎゅってしてあげるね」などと声をかけて気持ちをお子さまに向け、10数えながら強く抱き締めるなどしてあげるのがよいかと思います。短い時間でもお子さまに「あなたのことをしっかり見ているよ」という気持ちを伝えることで、お子さまの心は満たされるでしょう。
ただし、抱っこなどをしてもずっとぐずっているとき、いつもの生活の様子と比べ機嫌が悪く、激しく怒ったり、泣いたりするなど、様子が違う駄々のこね方をしているときは、体調が悪いまたは悪くなる前触れの場合があります。
熱を測ったり、食欲はいつも通りなのかなど、お子さまに寄り添いながら体調不良かどうかを確認しましょう。
お子さまが駄々をこねているときにやってはいけない保護者のかたの行動とは?
お子さまが駄々をこね始めると、イライラしてしまうという保護者のかたが多いのではないでしょうか。しかし、その気持ちをそのままぶつけて怒ってしまうのは逆効果です。
お子さまは自分の気持ちを理解してもらえないことから余計に駄々をこね、悪循環に陥ってしまいます。また、怒られているときは駄々をこねることをやめるかもしれませんが、気持ちは受け止められていないので、お子さまの中に納得のいかない不満が残ることになるでしょう。
保護者のかたの気持ちを優先しすぎることのないようにすることも大切です。例えば、次のエピソードについて考えてみてください。
おもちゃを買ってもらえる楽しみな日に「何がほしい?」と聞かれ「車のおもちゃ」と答えた男の子がいます。それを聞いた保護者のかたが「車のおもちゃはたくさん持っているでしょう。ずっと遊べる、ブロックのおもちゃにしなさい。」と言いました。
それでも男の子は「車のおもちゃがいい!」と駄々をこね始めます。保護者のかたは「駄々をこねるなら、買ってあげないよ!」と言って買わずに帰りました。
これを聞いてどのように思いますか?
どんな場面でもこの例のように保護者のかたの気持ちを優先し、お子さまの気持ちをないがしろにしてしまうということは、駄々をこねているお子さまの気持ちを置き去りにしてしまうことになります。
保護者のかたの気持ちを優先するにしても、お子さまが納得できる理由をきちんと伝えましょう。納得させられる理由がないのであれば、お子さまの気持ちを受け止めることを優先するのがベストです。
また保護者のかたもずっと駄々をこねるお子さまに付き合っていくことで心が苦しくなってしまわないよう、ひとりで抱え込まないようにしてください。例えば家族や友だちに相談する機会を設けるのはよい方法です。
また、子育て支援の相談機関を上手に利用して話を聞いてもらってもよいでしょう。保護者のかたが息抜きをする機会をつくることが大切です。子育てについては保護者のかたの心に余裕があることで、さまざまな困り事も小さくなっていきます。ひとりで悩むことがないようにしてくださいね。
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