自分で着替えればやる気が育つ!幼児が着脱しやすい子ども服の選び方
- 育児・子育て
秋が近づき、衣替えのシーズンがやってきます。この時期に、子ども服を買い替えようと思っているかたも多いのではないでしょうか。せっかく新しい服を買うのなら、今回は「着やすさ」に重点を置いて選んでみませんか? 子どものやる気も育つ、着脱しやすい服の選び方を紹介します。
「自分でやりたい!」という気持ちになれる服を選ぼう
子ども服って可愛いですよね。大人顔負けのデザインもあり、保護者のかたも選ぶのが楽しいのではないでしょうか。でもそんな服に限って、子どもが着てくれないということはありませんか? それはもしかすると、「自分で着づらい」ことが原因かもしれません。
特に、保育園や幼稚園に着ていく服は、デザインよりも着脱のしやすさが重要です。ボタンが多かったり、ピタッとしていたりする服だと大変。「一人で着脱できる服」ということを心がけて選んでみるといいでしょう。
一人で着脱できれば「できた!」と自信がつき、「次も自分でやりたい」というやる気につながります。そうすれば、保護者のかたも楽ですよね。では、具体的にどんな子ども服を選んだらよいのでしょうか。
着脱しやすい子ども服の選び方
子どもが一人でも着脱しやすいことに重点を置いた、服選びのポイントを紹介します。
・伸縮性がある服を選ぼう
上下とも、なるべく伸び縮みするゆったりとした服を選びましょう。特に小さいお子さまの場合、握力や腕力もまだ弱いので、ピッタリしている服は大変です。大人も、スキニータイプのジーパンより、ジャージのほうが着脱しやすいですよね。保護者のかたが楽だと思う服が、子どもにとっても着やすい服です。
子どもはまず「脱ぐ」ことから着脱を覚えていきます。これは、着るよりも脱ぐほうが簡単だからです。興味を持ち始めた子どもが「やりたい」と思えるような服にしてあげれば、どんどん着脱が上手になっていくでしょう。
・前後がわかりやすい服を選ぼう
子どもにとって、服の前後という微妙な違いはわかりにくいものです。ですから、誰が見てもはっきり前後がわかる服を選ぶとよいでしょう。
特におすすめなのは、前だけにイラストやワンポイントが付いているもの。リボンや飾りボタン、ポケットが付いているものでもいいでしょう。
反対に、無地の服や、前後同じ柄の服はわかりづらいです。この場合は、小さなアップリケなどで目印を付けてあげるといいでしょう。
・重ね着はしすぎないようにしよう
寒い季節はつい重ね着をさせたくなりますよね。でも、重ねすぎはおすすめしません。先に着た服を巻き込んだりして、うまく着脱できないからです。
寒い日は、3枚+ジャンパーという組み合わせがおすすめです。具体的には、「下着」「厚手の服(トレーナーなど)」「袖がないベストやチョッキ」という感じ。袖がないベストは着脱しやすいですし、暑ければ脱ぐことができるので便利です。外に行くときは、ここにジャンパーやコートを羽織れば温かくなります。
・ボタンは大きなものを選ぼう
3歳くらいになると、ボタンにも興味を持ち始めるでしょう。上手にボタンかけができるように、普段着る服にも取り入れてあげると◎です。
はじめは、大きめのボタンのものを選びましょう。ボタンの数は少なめがおすすめです。まだ指先が器用でないお子さまでも、無理なく練習することができるでしょう。上手になってきたら、少しずつ小さいボタンにしていってもOKです。
ただし、保育園や幼稚園の中には「ボタンの服はNG」というところもあるので、きちんと確認をしてください。もしNGであれば、お休みの日などにボタン付きの服を着るようにしましょう。
遊びに行くときは危険がない服を選ぼう
子ども服は、着脱のしやすさだけでなく安全面も重要です。特に、保育園や幼稚園に行ったり、公園で遊んだりするときには気を付けてください。遊具に引っかかったりすると、思わぬ事故につながる可能性があります。
遊ぶときはオシャレよりも安全を優先し、以下のような服は避けましょう。
- フード付きの服
- 裾がヒラヒラしたスカート
- 紐付きの服(首元、ウエスト、足元など)
- 穴開きなど引っかかりやすいデザインのもの
- サイズが大きすぎるもの
まとめ & 実践 TIPS
着脱しやすい服は、動きやすさも兼ね備えています。思い切り体を動かせるので、保育園や幼稚園に行くとき、外遊びのときにもぴったりです。
もちろん、デザインだって子どものやる気を引き出すのに必要なことがあります。着脱のしやすさだけでなく、気持ちの面で「やりたい」と思えることも大切です。お子さまと一緒に服を買いに行くのもいいかもしれませんね。
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