慣らし保育って何? こうして慣らし保育を乗り越えよう!
春から子どもを保育園に預けるというかたは多いのでは。保育園に入園したら、最初は「慣らし保育」があります。最初は短期間の保育生活から、徐々に子どもを保育園に慣らしていきます。慣らし保育中はどんなことに気をつければいいのでしょうか?
期間は保育園や子どもによって異なる
保育園に入園すると、まずは慣らし保育があります。その名称の通り、子どもが保育園に慣れるための期間です。
期間やスケジュールは、保育園や子どもの年齢などによって異なります。
多くのところは、期間は1週間~10日間ほど。短くて3日間、長くて2週間くらいです。
また慣らし期間中のスケジュールは、最初は1~2時間程度の保育から開始して、その次は午前保育、そして給食を食べるところまで、最終的に一日保育というように段階を踏んでいきます。
ひと月くらいで楽しく遊べるようになる
慣らし保育の期間、最初は泣く子どもも多く、保護者も大変。これまで保護者と静かに暮らしていたのに、保育園へ行くとなると、慌しく、子どもだって落ち着かないでしょう。
子どもにとっても保護者にとっても最初は不安でいっぱい。子どもがなかなか出かけたがらず、仕事に遅れそうになることがあるかもしれませんが、子どもを責めるのは厳禁。また、慣らし期間中は、とくに時間に余裕を持ってスケジュールを組んでおくことをおすすめします。
子どもによっては、保育園についたら大泣きをすることも。保護者と離れることが悲しくて泣く子どもは少なくありません。大泣きをする子どもを置いていくのはちょっと心配だし、切ないですよね。でも、もたもたせず、子どもを預けたら速やかに保育園を出ましょう。保護者の姿が見えると子どもはいつまでも泣いてしまいます。
中には、慣らし保育が終わっても、慣れない子どもも少なくありません。
そんなときは、子どもと離れるときに、ハイタッチや握手やハグなどお別れの合図を習慣づけておいては? そうすれば、子どもも「ここからは保育園」という気持ちの切り替えができるようになりますよ。
それでもなかなか泣き止まない…「いつまでも泣いていて大丈夫かしら?」と思うかたもいるでしょう。でも、大丈夫! 子どもは段々慣れてきます。ひと月ほどしたら、新しいお友だちや先生たちと楽しく遊べるようになる子どもがほとんど。心配いりません。
なかなか泣き止まないという場合、子どもの時期もあるかもしれませんね。生後6、7ヵ月だとまだ人見知りをしないので、比較的早い段階でなじむことができます。でも、1歳になってくると子どもによっては激しい人見知りをする場合も。そういう時期から預け始めると、なかなか慣れない…ということもありそうです。子どもを預ける時期も考慮してあげられるとよりスムーズに保育園生活を始められそうです。
保護者にとっては仕事復帰、子どもにとっても新しいお友だちができるチャンスです。早く慣れてくれるといいですよね。