何度言っても明日の準備をしない!隠れた原因を解消し自分でするまでのステップとは[教えて!赤ペン先生]

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  • 育児・子育て

何度も何度も促さないと、翌日の準備を始めない…おうちのかたにとって、こんな気が気でないことはありません。自ら、さっと準備をしてくれたらどんなによいでしょう。でも、「翌日の準備」は、大人が考えるより、子どもにとってハードルが高い作業といえます。家に帰ってから、もろもろの必要事項をこなし、日々変わる時間割をそろえ…気が遠くなる(ように思える)段階を経ないと、準備完了のゴールにはたどり着けません。なかなか準備に取りかかれないお子さまは、もしかすると、この段階のどこかに引っかかりがあって、何となく後回しにしてしまうのでは、と考えられます。引っかかりを解消し、準備することのニガテ意識をなくせば、ひとりでできるようになるかも!お時間のあるとき、次のような方法を試されてはいかがでしょうか。

まず一度、一緒に翌日の準備をしてみる

おうちのかたは見守り役になり、お子さまのやり方でやってもらうのがよいでしょう。そこで、色々な「発見」があるかと思います。(何が見つかっても冷静に…)「連絡帳をちゃんと書いていない」、「宿題が終わっていない」、「時間割どおりのそろえ方がわかっていない」 などなど、準備ができない原因が発見できそうですね。

次に、解決策をお子さまと一緒に考える

その発見をもとに、解決策とともに、準備の手順、チェックの方法などをお子さまと一緒に考えます。そして考えた手順や、チェックのやり方などを紙に書き、お子さまが見やすい場所に貼っておきます。もちろんすぐにひとりで翌日の準備ができるようになる、というわけにはいかないでしょう。でも、「おうちのかたが一緒にやりかたを考えてくれた」という経験は、お子さまにとって大きな後押しになることと思います。

まとめ & 実践 TIPS

「自分で自分の準備をする」ことは、将来、自立した大人になるための練習です。
社会人になるまでに身につけばOK、くらいの大らかな気持ちで見守ってあげれば、ひとりで準備できるようになる日も、そう遠くないかもしれません。

赤ペン先生 河原はるこ

赤ペン先生 河原はるこ

赤ペン先生歴8年。4年生担当。
高校生の時、「赤ペン先生」の心のこもった美しい字のおたよりに励まされた思い出があり赤ペン先生に。子どもたちへは、「まちがえるのは恥ずかしいことではない!」「どんどんまちがえましょう!」という想いを持ちながら、一生懸命に書かれた解答を尊重し、大切なポイントが一目でわかる指導を心がけている。
趣味:読書とフルーツ酢作り
自己紹介:のんびり屋、でも好きなことには熱い一面も。
中高生三児の母。

プロフィール



松澤 まな先生
・2年生担当
・「赤ペン」指導歴20年
・男の子と女の子の母
・映画館で映画を見るのが趣味。年間100本以上鑑賞。
・「文字には心が宿り、言葉には力があると感じています。お子さまががんばって提出した『赤ペン』から、お子さまの様子を読み取り、言葉やイラストの励ましをお返しして、お子さまとおうちのかたを応援しています」

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