入園してすぐの懇談会ではどんなことをする?
幼稚園や小学校、中学、高校でも、「保護者懇談会」というものがあります。先生を交え、同じクラス(場合によっては学年単位)の保護者が集まり、園の方針やクラス運営、学習のこと、子どもたちのことを話し合うというものです。
この記事では、幼稚園に入園し、初期の頃に行われる懇談会について解説します。
最初の懇談会は「先生のお話」から始まる
入園してすぐ、あるいは初期の頃の懇談会では、次のような先生のお話がメインです。
・ 幼稚園の全体の方針、年間イベントや父母会についてなどの説明
・ この1年を通じて子どもたちにどのような指導をしていきたいと考えているか
・ どんなクラス運営をしていきたいと考えているか
・ 入園したばかりの子どもたちの様子
入園面接や入学式を通じてさまざまな園に関する情報が伝えられたと思いますが、懇談会ではさらに細かな話を聞くことができます。「懇談」というくらいですから、先生のお話を受けて感想や意見を述べたり、質問したりすることも可能です。
「自己紹介」で、子どもと自分、家族について簡単に話す
さらに、懇談会で行われるのが「自己紹介」です。自己紹介といっても、我が子の紹介や家族の紹介などが含まれます。緊張してしまうかもしれませんが、最初からたくさん伝えようとする必要はありません。ひとりあたりに与えられる時間も短いものです。あくまでも挨拶としての自己紹介ですので、名前、きょうだいがいるかどうか、もし時間があれば子どもの性格をざっくりと(明るい、元気、人見知りがある、用心深いところがある、など)お話できるといいですね。1年間を通してじっくりお付き合いをすることになる人々ですから、子どもをよく見せよう、いい面だけを伝えよう…と考える必要もないのです。
入学してすぐの懇談会の目的は「園や保護者から情報を得ること」です。話し合いや議論に発展するものではないので、「どんな先生かな、どんなクラスメイトがいるのかな?どんなお母さんかな?」と、様子を見るくらいの気持ちで、気軽に参加してみましょう。役員決めや係決めがある場合もありますので、もし不安があれば、懇談会がどんなものであるのか事前に電話やれんらくノートで園に確認してみてください。懇談会は貴重な情報を得られる場所。まずは参加してみることが大切です。