朝はパン? ごはん? 小学生の朝食事情

 学校に通う、平日の小学生の朝ごはんには、パンとごはん、どちらがよく選ばれているのか、アンケートをとりました。


平日の朝ごはん、パン派とごはん派は引き分けに

 「パン中心」が最も多く41.7%、「ご飯中心」は39.8%と、ほぼ等しい割合になりました。また、「ごはんとパンが同じくらい」という、両方偏りなく食べる派は、17.3%でした。

 

 


低学年はパン派、高学年はごはん派

 パン派かごはん派かについて、全体の回答と学年別の回答を比較して見てみました。低学年ではパン派が多く、学年が上がっていくにつれ、その差が縮まっていき、高学年になるとごはん派も同水準となりました。小学6年生は、ごはん派が多いという結果でした。

 

 


性別にはほぼ差がない

 また、男女別の回答を見てみると、若干男子にごはん派が多く、女子にパン派が多いですが、差はほぼないと言ってよさそうです。

 

 


料理が好きな家庭と料理が好きではない家庭には、大きな差が見られず

 料理が好きな保護者を4パターンに分類して、朝ごはんメニューを見てみました。「母親が料理が好きな家庭」「父親が料理が好きな家庭」「両親とも料理が好きな家庭」など、それぞれ大きな差は見られませんでした。料理が好きかどうかは、朝ごはんのメニュー選びを左右する要因ではなさそうです。

 

 


パン派とごはん派の率直な意見

 朝ごはんにパンを選ぶ理由、またはごはんを選ぶ理由について、小学4~6年生の意見を聞いてみました。

 

パンは「いろいろな味が楽しめる」「早く食べられる」「ごはんだと(おなかに)重たい」など。朝の楽しさ、食べやすさで選ばれる声が寄せられました。 ごはんは「力が出るから」「パンは口の中がパサパサする」「日本人は和食だから」など。腹もちのよさや、ご家庭の食育意識が反映されて選ばれている様子もうかがえました。

 

 

小学生の成長や環境にフィットした主食が選ばれる

 調査結果を見てみると、パンかごはんかを選ぶには、小学生世代ならではの必然性があるようです。

小学校低学年は学校生活の忙しい朝に慣れていく時期です。そして、低学年から高学年にかけては基礎代謝がぐんと増える成長の時期でもあります。パンは低学年、ごはんは高学年という傾向を見ると、手軽さや腹もちなど、小学生の時期ならではの生活や成長の要因が、パンとごはんを選ぶ理由に関係するのかもしれません。

 

さらに、子どもからは、ごはんは「(おなかが)重くなる」、パンは「口の中がパサパサする」など、消化に関係する意見もありました。朝食後に学校へ行き、授業中に消化のトラブルなく過ごすためには、体に無理がないものを選ぶことも大切でしょう。

 

 

【調査1】
期間:2013年9月20日~2013年9月25日
対象:全国の小学1~6年生のお子さまをもつ保護者
調査方法:インターネットでのアンケート調査
調査実施機関:株式会社マクロミル
有効回答数:2,472名
(女性:1,561名 男性:911名 20代:28名 30代:970名 40代:1,410名 50代:64名)
調査項目:「お子さまは毎日朝食を食べていますか」「平日の朝食メニューは何が中心ですか」「あなたは(あなたの配偶者は)料理をするのが好きですか」

 

【調査2】
期間:2014年3月5日~20日対象:小学4~6年生
調査方法:チャレンジウェブ「ヒソヒソ団ウェブ」http://navi.benesse.ne.jp/sho/all/others/hiso/
調査項目:「朝ごはんはパン派? ごはん派?」

 

 

出典:ベネッセコーポレーション 進研ゼミ小学講座


プロフィール

執筆:森康江

料理食育雑誌編集長、幼児・小学生家庭向け食材キット・料理グッズ開発、小学生向け食育講座の立ち上げ制作など、幼児・小学生家庭の食育に長年携わる。2011年食育学会にて講演、2013年文部科学省の食育有識者会議に参加。

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