子どもが友だちから悪口を言われたと落ち込んだときはどうすればいい?ケース別の対処法とは

小学生が口にするささいな悪口。保護者のかたには「そんなこと……」と思える悪口でも、小学生くらいの子どもは結構気にするものです。もしもお子さまが友だちに悪口を言われたと落ち込んでいたら、どのようなフォローをするのがベターなのでしょうか。

この記事のポイント

ささいなことでも軽く返すのはNG

真剣に考えないと、子どもがSOSを出せなくなってしまう

保護者のかたのフォローとして最も避けたいのは、「そんなことくらい」と軽く返してしまうことです。

もちろん、打たれ強い子どもなら「そうだよな。こんなことは気にする必要がないよな」と思ってくれるかもしれません。ただ、そうでない子どもの場合は、「お母さん、お父さんは自分のことを真剣に考えてくれない。悩みを打ち明けてもムダだ」と考えてしまう可能性があります。保護者のかたに対する信頼を失ってしまい、今後子どもは悩みがあってもSOSサインを出しにくくなってしまうのです。

小さなことでも子どもは真剣に悩んでいる

実際、保護者のかたから見ると、ささいに思えるケースは少なくないものです。ただ、悪口を言われたことで本人が落ち込んでいるのは事実。保護者のかたに打ち明けてきたのであれば、それだけ悩んでいるということです。

ですから、やはり軽く考えるべきではありません。どんな理由であれ、悪口は言ってはいいけないはず。まずはしっかりと話を聞いて、子どもの怒りや悲しみといったの感情に共感してあげることが大切です。

大人が介入するまでもない単発的なケースなら

できるだけ子ども同士で解決できるようなフォローを

悪口が単発的なもので、かつ悪質ではない場合は、大人が介入して大ごとにするのは得策ではないでしょう。ただ、軽く返したり放置したりするのではなく、話をきちんと聞いてあげてください。そのうえで、できるだけ子ども同士で解決できるようにフォローしてあげましょう。

悪口を言った相手に対し、「そういうことを言われると傷付くよ」「これからも友だちでいたいから、もう言わないでね」など、はっきりと気持ちを伝えるように促してあげるとよいですね。

トラブルから成長できることもある

我が子が落ち込む姿を見るのは何ともつらいものですが、トラブルを乗り越えて成長できることも多々あります。悪口を言われた後、ケンカをした後にどうしていくのかが大切。解決方法を考えたり、相手の気持ちを理解したり、自分の気持ちを伝えたり……さまざまなことを通して、一つずつ成長していきます。

生きている以上、人間関係のトラブルは避けられません。これからより良い人間関係を築いていくためにも、子どもの気持ちに寄り添いながら解決に導いてあげたいですね。

いじめの範ちゅうに入るような悪質的なケースなら

内容や頻度が気になる場合は大人の力が必要

ひどく傷付くことを言われたり、止めるように言っても執ように悪口を言われたり、陰口など別の形で続いたりする場合は、大人の力も必要になります。子ども同士の関係性にもよりますが、いじめの範ちゅうに入ると考えてよいでしょう。

この場合は、大人が介入するべきです。直接学校を訪問したり、担任の先生に事情を伝えて指導してもらうように伝えたりして、解決していきましょう。

学校に相談するときは子どもの許可を取って

学校に連絡する場合は、子どもに「先生に話すからね」と了解をもらってからコンタクトを取るようにしてください。勝手に行動すると、子どもが余計に傷付く可能性もあるからです。もしお子さまが先生に話すことを嫌がる場合は、「自分ではっきりと止めるように言えるのか」「止めてくれない場合はどうするか」「解決できない場合は先生に話してもよいか」など、しっかりと話し合いましょう。

悪口を言う子どもは、軽い気持ちでからかっているつもりのことも少なくありません。そのため、先生に叱られれば止めるケースが多いです。しかし、それでも続く場合は、先生と連携して本格的な対策を講じる必要があります。

「悪口を気にすることに意味はない」と教える

まずは子どもの気持ちに寄り添う

保護者のかたとしては、他人の悪口なんて気にしないで強く生きてほしいと願う気持ちもあるでしょう。ただ、そう言われてもすぐに気にしないで生きられるわけではありません。まずは子どもの気持ちに寄り添い、目の前の問題を解決できるように導くことが大切です。

悪口を気にする必要はないことを伝える

気持ちに寄り添ったうえで、子どもとの対話を通して「他人の悪口を気にすることには意味がない」と教えてあげましょう。

たとえば、「○○さんにバカと言われたけど、あなたは自分のことをバカだと思う? 思わないでしょう。それなら気にする必要はないよね」というように、子どもの意見も聞きながら丁寧に伝えてみてください。お子さまの姿を保護者のかたが認めてあげれば、悪口の無意味さがよりわかるはずです。

自分の問題と相手の問題を切り分けることを教える

悪口は相手の感想や考えでしかありません。嫉妬心や不満、自信の無さが原因で言っていることもあります。つまり、悪口を言われた側が背負う問題ではないということ。改善した方が良いと思えば行動してもよいですが、その必要がなければ何もしなくてよいのです。

たとえば同じ相手に対しても、「嫌い」と思う人と、「好き」と思う人がいます。相手からの言葉がすべて自分を表しているわけではないことは明確ですよね。人によって気持ちや考えが違うのは当たり前。それがわかれば、悪口を言われたとしても気にしなくてよいと思えるでしょう。

友だちから悪意を向けられたことに傷付いている場合は

悪口の内容よりも、悪口を言われたこと自体に傷付いているケースもあるかもしれません。友だちから悪意を向けられたと思えば、当然の気持ちですよね。

その場合は、「その子と本当に友だちでいたいのか」「友だちでいたいと思わないなら、悪口を無視するなどの対応も考えられるのではないか」など、これからの関係についても話し合ってみてください。もちろん、傷付いている気持ちに寄り添うことは忘れないようにしましょう。

まとめ & 実践 TIPS

悪口は気にしなくてもよいとわかっていても、傷付いたり気になったりするのは当然の心理です。ですから、まずその気持ちに寄り添ってあげてください。それだけでもお子さまの心は軽くなるはず。そのうえで、じっくり話を聞いて解決策を探していきましょう。

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