二重とび上達のコツを専門家が伝授 ポイントは跳ぶタイミングと手の高さ
なわとびの技の中でも、特に二重とびには「むずかしい」というイメージを持つ子どもが少なくないだろう。そこで、スポーツバイオメカニクスの専門家・深代千之氏に、上達のコツをお聞きした。
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二重とびは、次の3つの段階でポイントを掴みましょう。
1.その場で高くジャンプ
最初はなわを使わずに、その場で高く跳んで滞空時間をのばす練習をしましょう。「いち、に、さーん」と唱えながら、「さーん」のタイミングで大きく跳びます。膝を曲げ過ぎず、また、勢いをつけるために腕を上下に振り過ぎないように気を付けてください。なるべく腰あたりの高さで手をキープしましょう。
2.「1・2・3」のタイミングで2回、回す
実際になわを使って「1・2・3」のタイミングで二重とびをします。いきなり連続で跳ぼうとせず、まずは1セットずつで大丈夫です。1つ目で行った「いち」「に」で前回しとび、「さーん」でまっすぐ高く跳び、なわを素早く2回、回します。
手は腰のあたりの高さで、親指でくるくるっと小さな円を描くようになわを回すと、うまくいきます。
3.連続して跳ぶ
1、2のステップがうまくできるようになったら、連続して跳んでみましょう。
これまでのポイントを振り返りながら、できるところまで二重とびを続けます。