「ものさし鳥」ってどんな鳥? 専門家が教える親子で野鳥観察のポイント
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子どもと一緒に自然に触れるため、山登りやキャンプなどを楽しむご家庭もあるだろう。しかし、身近な場所で野鳥などの観察を通じて自然を楽しむことも可能だ。双眼鏡など特別な道具は不要。親子ですぐに始められる野鳥観察のポイントを、都立東京港野鳥公園レンジャーの嶋村早樹氏に伺った。
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庭木で休んでいる鳥や、地面を歩いている鳥は、案外近くで観察できます。声を聞いて、目で探して、まずは五感で楽しみましょう。自宅の庭やベランダから見たり、近所の公園や学校の校庭、河原などで探してみたりと、身近なところで野鳥と出会うことができます。
何度も見ていると、「いつも同じ場所にいる」「同じ鳴き声を聞いた」など、特徴に気付くはず。見慣れてくると「何の鳥かな?」と名前を知りたくなると思います。見分けるために注目すべきポイントは、(1)大きさ (2)体型 (3)色や模様の3つです。
(1)大きさについては、「ものさし鳥」を基準にして覚えておきます。身近で見慣れている鳥を大きさの基準とする方法です。
● スズメ 全長14.5cm
● ムクドリ 全長約25cm
● キジバト 全長約33cm
● ハシブトガラス 約57cm
この4種類がものさし鳥とされていて、たとえば、「スズメより大きいけれど、ムクドリより小さい」「カラスくらいの大きさ」と覚えておくのです。
(2)の体型は、尾が長い・短い、くちばしが太い・細いなどの特徴をつかみます。
(3)の色や模様は、青や黄色といった色以外にも、たとえば、目の周りが白い(メジロ)、眉毛のように黄色の線が目の上にある(キビタキ)といった模様の特徴をつかめればベストです。
野鳥によって好みの環境が違うので、見つけた場所も重要です。これらのポイントを押さえておくと、あとで図鑑やインターネットで名前を探す時に役に立ち、野鳥観察の楽しみがぐっと広がります。
出典:身近な自然、野鳥観察入門【後編】今すぐできる野鳥観察のポイント -ベネッセ教育情報サイト
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