スタートダッシュを制する者、かけっこを制す! 誰でもできるコツを専門家が伝授

スタートダッシュを制する者、かけっこを制す! 誰でもできるコツを専門家が伝授スポーツの秋、そして秋の運動会シーズンがやってきた。しかし、かけっこが苦手なことで、運動会に拒絶反応を示す子どもも少なくないだろう。そこでベネッセ教育情報サイトでは、速く走るためのコツを、東京大学大学院教授の深代千之氏に聞いた。

 

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短距離走では、スタートダッシュが非常に大切です。多少足が遅くてもスタートダッシュがうまくいけば、今までとは見違えるタイムを出すこともできますし、順位を上げられる可能性が大きくなります。

 

まずはスタートのタイミングです。かけっこは、先生のピストルや笛の音でスタートしますが、ピストルや笛が鳴った瞬間にスタートできれば、大きなメリットになります。実際に、走るのが遅い子どもは、スタートから出遅れるケースが非常に多いのです。ですから、まずは先生のピストルや笛がどんなタイミングで鳴らされるかをつかんでおくことが大切です。先生は「位置について。よーい」と言ってから、自分の心の中で「1、2、3」などとタイミングを決めてピストルや笛を鳴らします。自分の番が来る前に、先生の「1、2、3」のタイミングを確認して、自分の番が来た時に、そのタイミングと同時に「1、2、3ドン」でスタートしてみるのです。フライングはよくないので、ちゃんと音を聞いてからスタートすることは守らなければなりません。

 

2番目に大切なのは、スタートの時の姿勢です。一般的に幼稚園から小学校の低学年までは、前後に足を開き、立ったままの姿勢でスタートをしています。この時、思い切り前の足に体重をかけるのです。前につんのめってしまうくらい体重をかけてください。左足が前の場合、右手を前、左腕を後ろに。そして、先生のスタートの合図のタイミングで、左手を前に振り出すと同時に、一気に走り出してください。

 

小学校高学年などの場合は、両手を地面について行うクラウチングスタートが主流です。この場合は、足を少し後ろにして、地面についた両手に思い切り体重をかけます。この場合も前につんのめるくらい体重をかけるのがコツです。スタートでは、両手を地面から離して、身体が前に倒れるくらいの姿勢で飛び出します。

 

以上がかけっこ直前のスタートダッシュのコツです。ただし、いきなり本番でやろうとすると、本当につんのめって転んでしまう可能性があります。できれば、運動会の前日までに、近所の公園などで、保護者のかたがスターターとなって練習させてあげてください。少しでも速いスタートがきれた、ということを実感できれば、運動会が楽しみになるはずです。ぜひ一緒にチャレンジしてみてください。

 

出典:かけっこスタート直前! いつもより少しでも速く走るコツを伝授!! ‐ベネッセ教育情報サイト

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