小学生に人気の習い事ランキング!選ぶときのポイントや注意点も解説

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子どもが小学生になって、何か習い事を始めさせてみたいと考える保護者のかたも多いのではないでしょうか。せっかく始めるならば、子ども自身が興味を持てるもので、将来に役立つ力が身に付くものを探したいですよね。

そこで今回は、習い事をするメリットを紹介したうえで、小学生に人気の習い事をランキング形式で紹介します。選ぶ時に考えておくべきポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてください。

この記事のポイント

小学生が習い事をするメリット

小学生が習い事をするメリットは、スキルや技術が身に付くことだけではありません。まずは、具体的なメリットを見ていきましょう。

自信が付く

習い事を続けると、今までできなかったことがどんどんできるようになっていきます。たとえば、スポーツやピアノ、プログラミングなど、選んだ習い事に合わせてさまざまな能力が伸びていきます。子ども自身が自分の成長を感じられることで、より自信が付くでしょう。

また、習い事の内容は、学校で教わることだけではありません。他の子ができないことができるようになることでも、子どもに自信が付いていきます。

関わる人が増え、世界が広がる

習い事では、一緒に通う友達や習い事の先生など、新たな人との出会いがあります。学校以外の場所でも多くの人と過ごすことで、集団生活の中での社会性が自然と身に付くでしょう。

また、保護者以外の大人と関わる機会も増え、さまざまな環境の中でより子どもの世界が広がっていくでしょう。

小学生がしてみたい習い事ランキング

子どもに習い事をさせたいけれど、何をさせるか悩んでいる保護者のかたも多いのではないでしょうか。

ここでは、ベネッセが全国の小学生とその保護者1,236組に行ったアンケート結果をもとに、小学生に人気の習い事を紹介します。

1位 動画制作

YouTuberの影響を受け、自分で映像を作ってみたいとあこがれる子どもが多いようです。小学生がなりたい職業ランキングでもYouTuberが1位を取っており、人気の高さがうかがえます。

動画制作を学ぶことで、創造力やPCスキル、ネットリテラシーが自然と身に付くのがメリットといえます。見てもらえる動画を考える過程で、客観的な思考力やプレゼンテーション能力も磨かれるでしょう。

2位 ダンス

テレビで見かける芸能人やアイドルへのあこがれから、ダンスを始めてみたいと考える子どもも多くいます。

ダンスは運動能力やリズム感を向上させるのにぴったり。練習や発表会などをとおして、表現力だけでなく、人前に立つ度胸も身に付けることができます。

また、仲間と一緒に作品を仕上げる過程で協調性や競争心も育めるでしょう。

3位 プログラミング

デジタルネイティブな世代にとって、プログラミングは遊びの一種としてとらえられていることもあります。ブロックを組み合わせてプログラムをつくるツールや、ロボットを動かせる教材もあり、楽しみながら学ぶ環境が整っています。

プログラミングを学ぶと、論理的思考力が身に付きやすいのもメリットです。

プログラミング教育は2020年度から小学校で必修化されているため、習い事として学んでおいてもいいでしょう。

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4位サッカー・フットサル

保護者と一緒に試合を観戦したり、学校の授業や休日に友達と遊んだりするうちに、サッカー・フットサルに興味を持つ子どももいます。

サッカーは体力が付くのに加え、チームプレーのため社会性や協調性も身に付きやすいのがうれしいポイントです。

5位ピアノ・エレクトーン

ピアノ・エレクトーンも根強い人気のある習い事のひとつ。学校でピアノを弾く友達の姿を見るほか、YouTuberのストリートピアノを見てあこがれる子どももいるようです。
ピアノ・エレクトーンなら、音感やリズム感が養えます。

その他、小学生におすすめの習い事

ここまで紹介したもの以外にも、小学生におすすめの習い事はあります。以下では、どのようなメリットがあるかもあわせて、紹介していきます。

英会話

英語が小学校の必修教科になった背景もあるので、それに先立って習うのもいいでしょう。

小学生のうちから英語に触れると、外国語特有の音を聞き分けやすくなる点がメリットです。教室のほか、オンラインレッスンも多くあり、始めやすい習い事のひとつといえます。

水泳

水泳を習っていると、体育の水泳の授業も楽しめるでしょう。スポーツの中でも運動量が多く心肺機能が高まるため、体が丈夫になる、というのも人気の理由のひとつです。
水泳は全身の筋肉をバランスよく使うため、姿勢がよくなりやすいともいわれています。

書道

書道を習うと、バランスの整った字が書けるようになります。大人になっても手書きで文字を書く場面はあるため、一生モノのスキルとなるでしょう。

きれいな字が書けると、子どもの自信にもつながります。また、文字を書く時に正しい姿勢が自然と身に付くところもメリットです。

習い事を選ぶ時のポイント

子どもの習い事を選ぶ時は、以下のポイントを意識しましょう。

無理なく通えるか

習い事を選ぶ時には、子どもが無理なく通えるかが大切です。移動と習い事にかかる時間や子どもの体力などを踏まえて、学校と両立して無理せず通えるかを考えましょう。

また、子どもが習い事に通い続けたかったとしても、保護者が無理をしていると長く続けることはできません。保護者として、費用面や送り迎えなどの負担が大きすぎないかもあわせて考えるといいでしょう。

子どもがやりたいと思っているか

子どもがやりたいと思っていなければ、習ったことが身に付かないばかりでなく、習い事で関わったものを嫌いになってしまう可能性もあります。

子どもが楽しく習い事に通えるようにするためにも、習い事を始める前に、本当に子ども自身がやりたいと思っているか確認することが大切です。

先生任せにしない

習い事は、先生に任せきりにしていいというわけではありません。先生の前では本音を言えない子どももいますし、先生だけでは生徒全員の内面まで目が行き届かないケースも考えられます。

そのほか、家での練習や宿題ありきの習い事の場合は、保護者の協力が欠かせません。先生任せにせず、内容や子どもの様子を気にかけるようにしましょう。

嫌になったら辞めてもいい

せっかく習い事を始めたら、長く続けてほしいと思っている保護者のかたもいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、嫌になったら途中で辞めてもいいと考えておき、子どもにも伝えておくことをおすすめします。

理由にもよりますが、途中で辞めるのは悪いことではありません。興味を失ったことを続けたり、人間関係に悩む環境に居続けたりするのは、子どもに負担がかかってしまいます。

やってみて初めてほかのことのほうが向いていることに気付くケースもあるので、辞めるのを否定しないことも大切です。

まとめ & 実践 TIPS

小学生のうちから習い事を始めると、自信や社会性などが身に付きます。将来の可能性を広げるきっかけにもなるため、子どもの興味に合わせて始めてみてはいかがでしょうか。

また習い事を始める時は、子ども自身がやりたいものを選び、定期的に様子を気にかけるようにしましょう。選ぶ時のポイントやメリットを参考にして、子どもが楽しめる習い事を探してみてください。

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