【Q&A】中学受験 算数の勉強法は? 図形や特殊算が苦手な子はどう対策する?

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中学受験科目の中でも特に苦手とするお子さまが多い算数。入試では、小学校で学習した範囲だけでは太刀打ちできない難問が出てきます。受験算数の特徴、図形や特殊算の勉強法についてお答えします。

この記事のポイント

中学受験算数の特徴は?

中学受験の算数は、小学校で学習する知識をもとに、小学校で習っていない考え方についても出題するのが大きな特徴。単純に公式を当てはめるだけでは解けない問題がほとんどです。

分数・小数・カッコが入り乱れた計算式、特殊算や妙な形の図形に関する計算などは、大人でも一瞬ひるんでしまうほど複雑。問題文を読み解き、さまざまな知識や計算を論理的に組み合わせていく応用力が試されます。

特殊算苦手なお子さまに、おすすめの勉強法は?

旅人算や通過算、つるかめ算、流水算に時計算、方陣算・・・。小学校で習わないのに入試では必ず出されるものの1つが特殊算です。

特殊算には、
・線分図を使って解く方法
・面積図を使って解く方法
・ダイヤグラムを使って解く方法
という3種類の主な解き方があります。

特殊算が苦手なお子さまがやるべき勉強法は、まず参考書や問題集の基本問題を何回も解くこと。「ここがここと同じだから……」というふうに基本の知識を組み合わせ、順番に値を求める練習を繰り返しましょう。

理解を進めながら何度も解いていると、「この時はこうする」というパターンが身についてきます。

図形問題が得意になる勉強のコツは?

受験算数の複雑な図形については、「何の図形が組み合わされているか」を見抜く力が不可欠です。図形センスを養うには、お子さま自身がフリーハンドで基本の図形を描く練習をしましょう。

立体図形の場合は、豆腐を切る・ブロックを組み合わせるといった作業を通して、立体を分割する感覚を養ってください。

面積などの公式を使ってミスなく計算する練習を繰り返すことも重要です。

中学受験を見据えた先取り学習の進め方は?

中学受験対策は小学4年生から始めると無理なく進められるでしょう。

学年を超えた先取り学習は1~2学期分程度の先取りにするのがおすすめ。学校で学習したことを反復学習して確実に身につけつつ、その範囲で応用力を養うと効率がよいからです。

小学6年生の場合、夏休み終わりまでに小学校全範囲の学習と苦手分野の強化を済ませておくのが理想です。

算数が苦手なお子さまは、何から対策すべき?

算数が苦手なお子さまの場合、算数の解法以前のところでつまずいているケースがあります。以下の項目に当てはまるかどうかチェックしてみてください。
・計算をよく間違える
・計算が遅い
・文字が汚い
・自分で書いた数字を読み間違える

これらに当てはまる場合は、「ていねいに書く、ていねいに計算する練習」をしたあとで「速くきれいに書く、速く計算する練習」をしましょう。計算は1日5分でもいいので毎日続けることがポイントです。

基本の計算力があるなら、学校で習った公式を使って基本問題を何回も解くこと。スラスラ解けるようになったら、標準問題へ進みましょう。

保護者がお子さまの勉強を見る場合、間違えても叱らず、「ここをこうすれば良かったんだね〜」と具体的にアドバイスしてあげてください。そして、できたときはたくさん褒めてあげましょう。

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