【Q&A】先輩保護者の失敗例・成功例「受験生のやる気を引き出したいときの接し方」

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受験直前、緊張が高まるお子さまを気遣いながらも「どう接したらよいかわからない…」ととまどう保護者のかたは多いもの。お子さまのやる気を引き出したいとき、体調管理をしたいとき、どんな接し方をするのがよいのでしょうか?
今回は、先輩保護者が実際に行った接し方をクイズ形式でご紹介します。各シーンの中にはひとつだけ、お子さま側ではNGと判定された「うまくいかなかった…」接し方が紛れています。あなたはどれだと思いますか?

シーン1.お子さまのやる気を引き出したいとき

Q. 次のうち、「うまくいかなかった…」のはどの声かけでしょうか?

保護者A お前が選んだ道なら、お父さんもお母さんも一生懸命に応援するよ。
保護者B すごくがんばってるね。英語の成績が前の模試より伸びたね!
保護者C お母さんは何も言わないからね。

A. 「うまくいかなかった…」のは、保護者Cの声かけ

子どもの自主性を尊重した声かけをしたつもりのCさん。ところが、子どもからは「こっちが相談しているのに、そう言われると…。見放された気分になります」とのコメントが寄せられました。残念ながら、Cさんの思いは届かなかったようですね。とはいえ、同じ言葉でも、タイミングをうまくつかめば気持ちが届く場合もあるかもしれません。

一方、Aさんの声かけには、お子さまから「自分のことを信頼して、応援してくれているんだな、と感じました」とのコメントが寄せられています。また、Bさんの声かけにも「努力したことを認めてくれている感じがしました。ただ『がんばれ』って言われたらイラっとするけど、こんな言い方をされればやる気が出ます。」とのコメントが寄せられました。やる気を引き出すには、お子さまの様子をよく観察して、気持ちや努力に寄り添っていく姿勢が大切な様子です。

シーン2.体調管理の面で、お子さまをサポートしたいとき

Q. 次のうち、「うまくいかなかった…」のはどの接し方でしょうか?

保護者A 夜型の生活を送っていたので、試験が近づく頃から朝型に切り替えさせました。
保護者B ゲン担ぎで試験前夜は家族でカツ丼を食べました。
保護者C 家族全員でうがいと手洗いを実行し、健康管理に気をつけました。

A. 「うまくいかなかった…」のは、保護者Bの接し方

縁起物ということで、入試直前に「カツ」を出したBさん。しかし、子どもの気持ちや体調によっては脂質の高いカツは負担となってしまうこともあるようです。受験直前期のメニューは、消化の良いものや温まるものなどを用意するのが無難です。

一方で、朝型の規則正しい生活に切り替えたという、Aさんの接し方は◎!入試当日を意識したタイムスケジュールで過ごすことで、本番でも実力が発揮しやすくなります。
また、家族全員でうがいと手洗いを実行したCさんの接し方もOKでした。風邪やインフルエンザに感染しないためにも、手洗いやうがいは有効です。また、インフルエンザの予防接種は数週間たたないと効果が出ないので、医師と相談のうえで早めに受けておくのがおすすめです。

まとめ & 実践 TIPS

受験直前には、保護者なら誰もがお子さまのサポートに心をくだくことでしょう。そんな気持ちも接し方によっては届いたり届かなかったり…。同じような接し方をしていても、お子さまの性格や状況によっては逆効果になってしまうこともありえます。
大切なのは、お子さまの様子をよく観察すること。そして、がんばっていることや不安な気持ちをちゃんと受け止めてあげることです。お子さまがベストのコンディションで受験に臨めるよう、先輩保護者の接し方も参考にしてみてくださいね。

出典:マナビジョン
受験直前のピリピリ時期 この接し方はOK?
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