【小論文書き方講座2】たった5つのステップでわかる、小論文の書き方

小論文を書く、というスタート地点に立ったのはいいけれど、一体どうやって考えて何を書けばいいのだろう? …と、そこで手が止まってしまう人も多いのではないでしょうか。
そこで次の5つのステップを踏んだ小論文の書き方です。

小論文の考え方・書き方の基本5ステップ

◆STEP1 設問を読みとる

「問われていること」は何かを読みとって、設問の条件を確認し、出題者の意図をつかみます。
【鉄則】は「何を書けばいいのかをきちんとつかむ!」こと。

◆STEP2 資料を読みとる

資料として与えられた文章や図表から、重要なポイントを読みとります。文章資料なら、筆者の意見とその理由(論拠)を、図表資料なら、数値の変化や差異などに注意しながら読みとることが大切です。
【鉄則】は「資料を客観的に読みとる!」こと。

◆STEP3 構想を練る

資料文の筆者の考えに疑問をぶつけたり、視野を広げたりして、自分の考え(意見)が出るまで考えます。そして何を書くのかを絞り込み、しっかり決めます。このとき、「意見」と「理由(論拠)」の形にしておくとよいでしょう。
【鉄則】は「自分の考えを深め、固める!」こと。

◆STEP4 構成する

自分の意見とその理由(論拠)の筋道を考えながら、文章全体の流れを決め、それをざっと自分でチェックしてみます。
【鉄則】は「考えを整理し、論文の流れを決める!」こと。

◆STEP5 表現する

文章の流れをつかんだら、段落分けをしながら文章にします。わかりやすい表現を心がけ、原稿用紙の使い方にも注意して書きます。
【鉄則】は「意見と理由(論拠)をわかりやすく書く!」こと。
最初からSTEP5の表現をするところから始めようとすると手が止まってしまいます。STEP1から順を追って考えを深めていくことで、書き進められますよ。

小論文を書くうえでは4つの力が欠かせない

小論文を書くうえでは「読解力」「発想力」「論理的思考力」「表現力」が大切ですが、必要な4つの力のうち、「発想力」と「論理的思考力」は、考えを深めていく時に欠かせない力です。「読解力」と「表現力」は、設問や資料を客観的に読みとる際、また、考えを整理する際に重要な力です。これらの力は、それぞれが単体で力を発揮するわけではありません。
例えば、読解することで考えが深まることや、表現するなかで考えが整理されることもあるのです。つまり、それぞれの力が密接につながって初めて、一つの文章が書き上げられるのです。

「小論文書き方講座1」では小論文を書くうえで欠かせない4つの力について紹介しています。あわせてご確認ください。

文/進研ゼミ高校講座 受験情報担当 ライター 伊藤

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