【小論文書き方講座6】失敗しないための構成のポイント

小論文に取り組む時、いきなり原稿用紙に書き始めて、いざ読み返してみたら文章が支離滅裂になってしまった…とか、マス目が余ってしまった…とか、そういった経験ありますよね。今回は、そんな悩みを解決する方法を紹介します。

いきなり書きださずに構成メモを取ろう!

せっかく頑張って考えたことも、ちゃんとした小論文の形にまとめられなければ意味がありません。だからと言って原稿用紙に向かっていきなり書き出すと、途中で考えたことを忘れてしまったり、始まりと終わりで言っていることが違ってしまったり、ということも多々あります。そこで有効なのが、書き出す前の「構成メモ」です。
論理的な小論文に仕上げていくために、構想段階でそろえた材料(考えたこと)をどのように配置するか、構成の見取り図となる「構成メモ」を作成することが大切です。その際、一貫した流れをハッキリと打ち出すために、論点・意見・理由を「序論・本論・結論」の形で配置するとよいのです。この「序論・本論・結論」の形が、読み手にとっても書き手にとっても、一番わかりやすい形とされているので、小論文を書く時の基本構成として覚えておきましょう。

実際に書く前に、論点・意見・理由それぞれの材料(考えたこと)を、この基本構成に沿ってメモして、あとは肉づけしていけば小論文の完成です。また、書き上げてみて「失敗した!」とならないためにも、構成メモの段階で、チェックを怠らないことも大切です。

チェック観点

• 問われていることに対して、意見が呼応しているか?
• 理由が意見を裏づけているか、くい違いがないか?
• 具体例が理由を裏づけていて、くい違いがないか?
の3つを覚えておくとよいでしょう。

合格した先輩たちに学ぶ構成の「型」

上記で紹介した構成はあくまでも基本構成です。小論文を書くことに慣れてきたら、必ずしもこの基本構成にこだわることはありません。実際に合格した先輩たちも、自分の得意なところをアピールしていくために、自分の「型」をつくって小論文を書いていました。3人の先輩たちの構成の「型」を紹介します。

先輩実例1

M・T先輩のように、「何を言いたいか?」を最初に書くと、答案を読む採点者にも主張が伝わりやすいですね。

先輩実例2

現状分析→問題発見→問題解決といった思考の過程を見せることで、思考力をアピールできる文章になりますね。

先輩実例3

要約を最初に書くことで、資料文の内容を踏まえて自分の考えを展開できるので、出題意図からずれにくいですね。

小論文は、書くために必要な材料(自分で考えたこと)を用意して、「何を使って、どのようにまとめるか」という構成の時点で、論理的で筋が通ったものになるかどうかが決まります。現に合格した先輩の8割以上が、書きだす前に構成メモをつくっていました。基本構成でも自分の「型」でもよいので、いきなり書きださずに、構成メモをつくる習慣をつけておくと、入試本番でも焦らずに臨めますよ。

文/進研ゼミ高校講座 受験情報担当 伊藤

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