受験を意識し始めたキミに! 参考書・問題集選びの第一歩
そろそろ受験勉強をスタートさせようと考えている高校生にとって、参考書などの教材選びは今後の成績の伸びを左右する重要なポイント。でも、市販の教材はそれぞれ特徴があって、どれを選んでよいか迷う人も多いでしょう。今回の記事では、参考書、問題集、英単語集を選ぶ際のポイントをそれぞれご紹介します。
【参考書選びのコツ】実際に自分の目で確かめ、解説がわかりやすいものを選ぶ
大学受験の参考書は高校の教科書がベースになるので、扱っている内容はどれもほとんど変わりません。それぞれの違いは、「解説方法」にあるのです。そのため、「自分と相性がよい(自分にとって理解しやすい)解説かどうか」が、参考書選びの重要なポイントになります。
例えば、一般的によく見かける、「解説が丁寧なタイプのもの」のほかに、「重要ポイントをシンプルにまとめてあるもの」「イラストや表など、ビジュアル要素が豊富なもの」「授業を再現した、語り口調のもの」などさまざまなタイプの参考書が出版されています。どれが自分に合っているかは、実際に手に取って読んでみないとわかりません。書店で実物を見てから購入しましょう。
また、参考書は問題を解いていて理解できない部分が出てきた時にも使います。厚い参考書の場合、該当ページを探すのが大変ですから、目次や索引で見つけやすいかどうかも考慮しましょう。
【問題集選びのコツ】「問題のレベル」と「解説ページのわかりやすさ」がポイント
問題集を選ぶ際のポイントは2つあります。
1つめは問題のレベルです。ひと通り目を通して、難しすぎる(簡単すぎる)という問題集は避け、少し難しいと感じるレベルのものを選びましょう。判断できない場合は、「例題」→「基本問題」→「発展問題」とステップを踏んだ構成になっているものがオススメです。また、苦手科目の場合、基礎問題が多い薄めの問題集を1冊解いてから、その手応えに応じて2冊めの問題集を選ぶとよいでしょう。1冊解き終えたほうが、自分のレベルも把握できますし、達成感がモチベーション維持につながるはずです。
2つめのポイントは「解説ページのわかりやすさ」です。問題を解いて理解不足を感じた場合、その場で解説を読み込み、理解するのがよい方法です。特に受験勉強をスタートさせたばかりの時期は、問題数が少なくても、解説がしっかりとしたものを選んだほうがよいでしょう。
【英単語集選びのコツ】まずはオーソドックスなタイプを試してみよう
英単語の暗記は、1冊の単語集を完ぺきに覚えるのがよいという人もいます。しかし、自分に合わない単語集を使い続けても効率がよくありません。さまざまなタイプの単語集が出版されていますから、自分のレベルや相性に応じて何冊か試してみるのもひとつの方法です。
最初に試してみるのは、見出し語と意味、派生語、例文が載っているオーソドックスなタイプのものがよいでしょう。学校指定の単語集を持っている人はそれを使ってもOK。それらが覚えやすければ、そのまま使い続ければいいですし、使いづらいと感じたら、「長文の中に出てくる単語を覚えるもの」「短いフレーズで暗記するもの」など、別の特徴を持つ単語集を試してみましょう。
英単語は耳で聞いたり、口に出したりしたほうが記憶に定着します。CDを付属しているものや、音声データがダウンロードできるものを選びましょう。