成績アップに役立つ「問題復習ノート」の作り方3「ラインで区切ろう」

「問題復習ノート」の作り方の3回目は、ポイント3「ラインで区切ろう」についてお話ししていきます。
「問題復習ノート」は、間違えた問題を解き直して終わりではなく、しっかり理解できるようになるまで何度も見直すノートにしてほしいと思っています。ごちゃごちゃしたノートだと、見るたびにストレスを感じ、見直しがおっくうになってしまいます。勉強へのモチベーションが下がらないよう、見直しがしたくなるよう、情報が整理されたノートづくりが大切になります。
普段、みなさんが使っているノートは、B5サイズがほとんどでしょう。サイズは、182mm×257mm。このスペースにバランスよく書いていくというのは簡単なことではありません。そのため、どこに何を書くかを決めるためのラインを引くことをおすすめします。

演習系「問題復習ノート」は、1本のラインで区切ろう

「問題復習ノート」には、大きく二種類あります。一つが、算数・数学など問題演習を見直すためのノート、もう一つが、社会科や英語など用語や単語を覚えるためのノートです。
それぞれのラインの区切り方をご紹介していきます。

まず、演習系「問題復習ノート」は、1本のラインで区切りましょう。
このラインは、問題番号や問題集のページ数などを書く欄と問題を解く欄を分けるためのものです。このラインを1本引くだけで、問題番号がぱっと目に入るようになり、また、問題を書く位置が揃うため、どこにどの問題が書いてあるのかすぐにわかる整理されたノートになります。
また、文章題などの解き直しにもラインは利用できます。ページの左上に問題に関する情報、問題番号やページ数を書きます。問題は、書き写すかコピーをして貼り、その下に解き方を書いていきます。ただ、「問題復習ノート」は、解き方をただ書けばいいというものではありません。次に同じ問題が出題されたときに解けるようにするため、自分なりに解くうえでのポイントを書いておくことが重要になります。そこで、解き方の横に一本ラインを引き、ポイントを書く欄を作っておきます。そうすると、解き方とポイントを区別して書くことができ、見直ししたときに理解しやすいノートになりますよ。

暗記系「問題復習ノート」は、2本のラインで区切ろう

暗記系「問題復習ノート」は、「日本一高い山は?」「富士山」というような一問一答形式の問題や、暗記しなくてはいけない単語などを書きためていくノートです。この場合は、2本のラインで区切ることをおすすめします。

このノートには、知識を羅列したり、短い問題文とその答えを書いたりすることが多いため、書く範囲を限定したほうが書きやすくなります。
一問一答形式の問題の場合は、2本のラインを引き、左側に問題番号、真ん中に問題文、そして右側に答えを書きます。そうするとバランスよく情報を整理することができます。
また、英単語などを覚える場合は、ノートの真ん中あたりに1本ラインを引いて、左側に単語、右側にその意味を書くというシンプルな使い方もできます。ただ、それではなかなか覚えられないということであれば、ノートを見開きで使ってみてください。左側のページの真ん中あたりにラインを引きます。見開きにしたときの、ノートを綴じてある部分が2本目のラインの役割をしてくれます。左ページは先程と同様に、左側に単語、右側にその意味を書きます。そして右ページには、覚えたい単語の例文や活用を書いておくと、より実践的に単語を理解し覚えることができます。

受験生になると、覚えることが多くなります。一から全部覚えている時間はありません。覚えられないものだけを限定して何度もやり直す。それが一番効率のよい勉強法になります。演習や試験で間違えたものやどうしても覚えられないものだけを「問題復習ノート」にまとめていくことで、やるべきことが明確な暗記ノートになってくれます。

ラインを引くことが面倒な場合は折り目を

ラインを引くのが面倒臭いと感じる人もいると思います。また、問題によって書く内容が増減する場合は、ラインで範囲が限定されることで書きづらさを感じることもあるかもしれません。そんなときは、ラインを引きたいと思う場所に軽く折り目をつけてみてください。そうすると、どこに何を書くかを意識しながらも、書く量を気にせず、自由にペンを動かすことができます。
ノートに書く内容は人それぞれです。どんな風にラインを引けばいいのか悩んでいるかたは、ぜひ、今回ご紹介したやり方を参考にしてみてください。そして書きながら、自分にとってラインは何本必要か、また、ラインを書く位置はどこが最適なのかを見つけていってください。自分にとって最適な場所が見つかるはずです。

著者:太田あや

プロフィール

太田あや

太田あや

フリーライター。株式会社ベネッセコーポレーションで進研ゼミの編集に携わったあと、フリーランスに。教育分野を中心に執筆・講演活動を行なっている。『東大合格生のノートはかならず美しい』(文藝春秋)シリーズは、累計50万部突破のベストセラーに。ほかに『非進学校出身東大生が高校時代にしてたこと』(小学館)などがある。

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