受験・入学の手続きミスを避けるには? 高校受験の専門家がアドバイス

受験・入学の手続きミスを避けるには? 高校受験の専門家がアドバイス高校受験入試本番が近付いてきた。この時期に保護者が気を配ってほしい点について、ベネッセ教育情報サイトでは安田教育研究所の安田理氏に詳しく聞いた。 ***年明け以降は、出願、受験料の振込、入学金の振込、入学手続きと、さまざまな事務手続きの締め切りが迫ってきます。一番気をつけてほしいのは、保護者の「うっかりミス」で不合格になるということです。「まさか」とお思いかもしれませんが、複数の高校を受験する場合、締め切り日や振込先の銀行を取り違えるといったことがよく起こるのです。また、最近は高校入試もウェブ出願が増えています。ウェブだから締め切り当日でもいいとのんびり構えていたら、当日回線のトラブルでインターネットにつながらない、といったことも起こりえます。こういったミスを防ぐために、「受験ノート」を1冊作るなどして、前半は日程別、後半は学校別に必要な手続きの内容をまとめておき、ダブルチェックするのもよい方法です。パソコンやスマートフォンのスケジュール管理機能を利用するのもよいですね。受験校の願書をすべて取り寄せたら、コピーして一度下書きするのがおすすめです。学校には何度も足を運んでいたとしても、直接コンタクトを取るのはこれが最初のはず。志望校への、初めての正式なご挨拶状というつもりで、記入見本を参照しながらていねいに書いてください。下書きは必須。年度は年号か西暦か、振り仮名はひらがなかカタカナかといったことは、見本にしたがうのがマナーです。多くの私立高校では、優秀な生徒を集めるため、成績や家庭の収入に応じた授業料軽減措置がとられています。内申点のほか、英語などの検定やスポーツの公式試合の結果などを考慮してくれる学校もあり、公立高校とほとんど変わらない学費で通えるケースもあります。奨学金制度が複雑で、学校案内を見てもよくわからない場合は、恥ずかしがらずに学校に問い合わせてみるとよいでしょう。

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