マスコミ学ってどんな学問?

世の中にはたくさんの学問があります。どんな内容で、何を学んでいくのか知っておくことは、自分の興味や関心の方向性を探れることはもちろん、進路を決めるために、大いに役立つでしょう。今回は「マスコミ学」を取りあげます。


マスコミ学とは?

 マスコミ学とは、「マスメディア」と「マスコミュニケーション」について研究する学問です。「マスメディア」は、情報を発信する新聞・雑誌・ラジオ・テレビ・Webサイトなどの媒体のこと。マスコミュニケーションは、このような媒体から情報が伝達されることをいいます。

 

 

マスコミ学ではどんなことを勉強する?

 マスコミとマスメディアが人々にどのような影響を与えているか、時代によってどのような変化を遂げているかなど、強い影響力を持つ媒体と人々との関係を解き明かしていくのがこの学問の大きなテーマです。特に、インターネットによる情報収集が容易になった現在においては大きな変化を遂げており、さらなる研究が求められています。また、マスメディア(公共にニュースや情報を伝える大きな媒体)には属さない他のメディア、たとえばポスターやチラシ、ミニコミ誌などの小規模な出版物や個人のブログなどとの関わりも重要です。

 

 

マスコミ学の講義はどのように設定されているか

 1・2年次には、語学や新聞論、放送論、出版論などの原論や概論の科目を履修し、基礎的な知識を身につけつつ、自分が選ぶ専門科目でさらに高度な研究を進めます。多くの大学では3年次より少人数制のゼミに所属し、マスコミュニケーション論やスポーツ・ジャーナリズム論、新聞学各論、教育メディア論、放送学各論、映像情報論などのテーマで演習や議論を繰り返します。

 

 

マスコミ学を学んだ人々の卒業後の進路

 マスコミ学を学んだ人たちは、テレビやラジオなどの放送局や制作会社で番組の制作、出版社や編集プロダクションなどで本や雑誌の編集、広告代理店でCMなどの制作に携わったり、新聞記者として働いたりと、マスコミ系の職種を希望する場合が多いです。一般企業の広報職として、マスコミへの対応をしたり、広報誌を作ったりという道もあります。

 

 

参考:

マスコミ学 │ 学問・大学情報 | Benesse マナビジョン

http://manabi.benesse.ne.jp/shokugaku/learning/system/020/index.html

プロフィール



「ベネッセ教育情報サイト」は、子育て・教育・受験情報の最新ニュースをお届けするベネッセの総合情報サイトです。
役立つノウハウから業界の最新動向、読み物コラムまで豊富なコンテンツを配信しております。

子育て・教育Q&A