浪人生の気づき、なう。[大学受験]
予備校までは約30分、ムスメの初めての電車通学が始まりました。
都会のラッシュにうんざりだ! と弱音を吐くかと思いきや、朝早めに家を出るようにしたので
それほどの混雑ではない模様。しかし、朝イチの予備校自習室はけっこう人が多く、席を取るのが大変だそうです(むしろこちらのほうが混雑か!)。
やはり浪人生の気合は違う。
来年の受験に対してのモチベーションがうかがえます。
さてさて、開講当初からムスメは予定表を見ながら、「はああああ。」とため息ばかりでした。
何に対するため息かというと、クラスでの順位がわかるという実力テストの件です。
こちらにきてからというもの、やる気はあっても自信がどんどんしぼんでおりまして。
大規模予備校の教室で知り合いもおらずに一人ですごす日々。同じ高校出身の人たちが楽しそうに
話しているのを横目で見つつ、「誰も九州弁で話してない……。」としょんぼり。
こんな状態でテストの結果が悪かったら、予備校に通う気持ちが折れてしまうかもしれません。
3月の大学入試試験から2週間ほど勉強から離れていたことも、自信をなくす原因だったような……。
(現役時代はそんなにブランクが空くことはなかったので。)
結果は、それほど悪いものではありませんでした。
久しぶりに晴れがましい笑顔を見ることができたのは、親としてもとってもうれしいものです。
しかし、私のひとことがいけなかった。
「もっと成績のよい人は、現役で合格しちゃったからね。」というのは、それはそうかもしれないけど
言わなければよかった言葉であります。
ムスメは、まあそりゃそうか、そうだよね、と「浪人生の気づき」に納得してくれましたが、
私は反省しなければなりません。もう少しうまくほめてあげられたらよかったなあ。
まあとりあえず、思ったよりも成績もよく、幸先いい感じで予備校生活の始まりです。
予備校の授業はさすがに「プロの仕事」という感じで面白いらしく、通っている甲斐がありそうです。
欲を言えば、ひとりでお弁当を食べるのは飽き気味なので、一緒に食べる顔見知りが欲しいとのこと。
「友だち」ではなくて「顔見知り」というところが、何ともつつましやかでございますね……。